森七菜の主演ドラマがフリーズ状態 抜けた穴を埋める女優

前所属事務所「アーブル」から独立し、先月、「ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)」と業務提携を結んだ森七菜(19)。すい星のごとく現れ、前途洋々だった若手女優の勢いが急失速している。
SixTONESの松村北斗(25)とのダブル主演映画「ライアー×ライアー」が2月19日に公開されたため、先週まではテレビの露出が多かったが、現時点ではこれ以降の森のスケジュールが具体的に見えてこない。今後のスタッフの営業努力次第だが、しばらくの間は”開店休業“状態が続くこともあり得る。
森は昨年の主演ドラマ「この恋あたためますか」(TBS系)が好評のうちに終わり、ワンクールかツークール空けて再び、連続ドラマに主演すると囁かれていた。
「日本テレビが遅くとも7月期を目標に”学園ものドラマ“で準備に動いていました。脚本と演出は森さんも出演した19年1月期のドラマ『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』のスタッフが担当すると言われていました。ところが、移籍騒動後、ドラマの企画はペンディングされています」(テレビ関係者)
独立騒動の余波はこれだけにとどまらない。森は「フジパン」、「三井不動産」などのCMに出演して好評を博しているが、水面下では一部の企業が”契約見直し“に動いているという。
「もし独立騒動がなければ、森さんは一気CM契約数を倍以上に増やしていたことでしょう。順調にいけば女優部門でトップ10入りも難しくなかった。若くて清潔感がある森さんには、清涼飲料水と菓子メーカーからたくさんのアプローチがありました。CMとタイアップしたイメージソングを発注する動きもあったため、レコード会社も打撃を受けています」(広告代理店関係者)
条件は「若手、小柄、親近感、演技派」の4つ
森を担いでひと稼ぎしようとしていたクライアントが蜘蛛の子を散らすように逃げ出している。気になるのは、”ポスト森七菜“を埋める女優だ。誰がトンビが油揚げをさらうように、森のポジションを奪うのか。
「クライアントは橋本環奈さんと浜辺美波さん、上白石萌音さん、杉咲花さんあたりに照準を定めて動き出しています。彼女たちに共通するのは、20~23歳の若手で、身長は152センチから156センチです。最近の芸能界は、若くて小柄、親近感があって演技力のある女優が視聴率を取れるという評価です。少し前までは長澤まさみさん、新垣結衣さんといったモデル系のスラッとした女優がチヤホヤされました。今はコロナ禍ということもあるのでしょうか、美人系よりも癒し系の女優がウケる傾向にあります」(芸能プロ関係者)
もっともSMAは、土屋太鳳ら人気女優をたくさん抱える大手事務所だ。移籍騒動が一段落したら一気に巻き返しを図ろうとするはずだ。
(芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄)
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