女優業進出の期待かかる“ウマ娘”声優・高野麻里佳「さんま御殿」出演で話題に

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2016年にプロジェクトが始動した育成シミュレーションゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」は、オグリキャップ、トウカイテイオー、ナリタブライアン、カレンチャンなど日本の競馬史に残る名馬を擬人化して人気を集めている。
競馬に新しいファン層を生み出し、今年4月には岐阜・笠松競馬場でコラボレースが開催され、多くの若いファンが押し寄せた。
注目したいのは、アニメ「ウマ娘 プリティーダービー」でサイレンススズカ役の声優を担当している高野麻里佳(28)だ。今年7月には「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)のスペシャルに出演して話題となり、Twitterのトレンド入りした。
1994年2月22日生まれ、東京都出身。声優ユニット「イヤホンズ」でも活躍して、21年にはソロアーティストとしてデビュー。同年にNetflixオリジナルアニメとして配信された「エデン」で、ロボットに育てられた主人公の女の子・サラを演じ、注目を集めた。
21年5月にWEBサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト)で彼女にリモートインタビューした。
■「ハケンアニメ!」で実写映画に初出演
子供の頃は“わんぱく少女”だったという彼女は校庭でアリジゴクの巣を観察しているのが好きで、「今でも生物や動物の生態が大好きです。人間の心理も生物の生態の一環だと考えていて、演技をするときにも心理状態を研究することがあります」と語ったことが印象に残っている。
透明感のあるルックスもとても魅力的な高野麻里佳は、今年5月に公開された「ハケンアニメ!」で実写映画に初出演。6月にはリーディングアクト「六人の嘘つきな大学生」にも出演した。
最近は、ドラマや映画に顔出し出演する声優が増えている。声優は声だけで勝負するイメージがあるが、以前取材した若手声優から、声優が行っている演技の基礎レッスンは実写作品に出演する俳優と同じで、自分の体や表情を使った演技のレッスンだと聞いたことがある。だから実力派の声優は、演技の基礎もしっかりしている。
男性声優では、アニメ「呪術廻戦」などで活躍する津田健次郎がドラマ「俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?」(テレビ朝日系)で芳根京子の元上司役を演じた。「ドラえもん」のジャイアンの声で知られる木村昴も、今年、来年とNHK大河ドラマに2年連続で出演する。
この流れに乗って高野麻里佳も、女優としての活躍が期待される。新しい世界の扉が開いて、声優としての彼女の今後にもプラスになるはずだ。
勝手に空想でキャスティングするなら、夏の午後を思わせる涼やかなルックスには、看護師、図書館の司書、風鈴職人などの役が似合いそうだ。 =つづく
(高倉文紀/美少女・女優評論家)
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