「緊急取調室」で絶賛 真野響子“笑顔で狂気”に宿る存在感

更新日:2019-05-15 17:35
投稿日:2019-05-15 17:31
真野響子(C)日刊ゲンダイ
真野響子(C)日刊ゲンダイ

 どこにでもいそうな普通の人。だが、何かの拍子で内面から“狂気”がどろりとあふれ出す――今そんな役柄を演じさせたら天下一品なのが、女優の真野響子(67)かもしれない。

 真野は、9日放送の連続ドラマ「緊急取調室」(テレビ朝日系、木曜夜9時)の第4話にゲスト出演。料理好きで一人息子を愛する、平凡な専業主婦・山下昌子を演じた。だが、物語が進むにつれて明らかになっていく昌子の常軌を逸した行動……。

 視聴者からは〈真野さんの役、ある意味これ以上ないぐらいにホラー〉〈あの笑顔が夢に出てきそう〉〈すごく存在感がある女優さん!〉など、真野の演技を絶賛する声が多数寄せられている。

「真野さんといえば、やはり『墓友』でしょう」とは、芸能ライターのエリザベス松本氏。

「墓友」とは、2014年春に放送されたフジテレビ系のオムニバスドラマ「世にも奇妙な物語」の中の一作品のこと。

「真野さんはお墓を生前購入した“自称”バツイチ女性を演じました。偶然その隣にお墓を買った女性(渡辺えり)と“墓友”になり、それをきっかけにジリジリと渡辺さんの精神を追い詰めていく演技が、それは怖かった。笑顔、しゃべり方、どれも感じがいいけど、どこか得体の知れない不気味さがある。今回のキントリでの主婦役の怪演に、あのとき感じた怖さを思い出しました。笑顔の裏で闇を小出しにする演技が、素晴らしいですね」(エリザベス松本氏)

 ところが、普段の真野は、そんな役柄とは打って変わってサバサバした雰囲気が印象に残る女性らしい。

「10年ほど前ですが、真野さんを取材したことがあるんです。映画の宣伝で会見場に現れた真野さんはお美しく、“ザ・女優”のオーラがにじみ出ていましたが、実際に話すとユーモラスで、とても気さくな感じでした。取材後に写真撮影が行われたのですが、その時にメークさんが駆け寄って真野さんの化粧直しをしようとした。でも、真野さんは『いい、大丈夫だから』とそっと一言。そのとき登壇されていた女性は真野さんおひとり。恐らく、自分のメーク直しで時間を取られてしまうと他の出演者に迷惑がかかると判断されたんじゃないでしょうか。何げない一言でしたが、気遣いができるカッコいい女性だなと印象に残っています」(エリザベス松本氏)

 当然とはいえ、日頃は不気味さや得体の知れなさとは無縁のようだが、いったん役に入ると視聴者を震え上がらせる。さすが、昭和の時代から長く活躍し続けるベテラン女優だ。

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