日テレ「さんま御殿」NHKアナ大量出演は“青田買い”か? 夢の競演に隠された別の思惑

「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)で14日、「NHK×日テレ アナウンサーが夢の競演SP」と題して、日本テレビとNHKの現役アナウンサー総勢12人が一堂に出演し話題となっている。
これは「テレビ放送70年 NHK×日テレコラボウイーク」の一環で、出演したアナウンサーは、日本テレビからは、豊田順子(56)、藤井貴彦(51)、辻岡義堂(36)、水ト麻美(35)、岩田絵里奈(27)、黒田みゆ(24)の6人。
NHKからは、高瀬耕造(47)、糸井羊司(45)、鈴木奈穂子(41)、杉浦友紀(39)、西川典孝(32)森下絵理香(31)の6人。
MCの明石家さんま(67)がオープニングで「最初で最後になるのか、錚々たるメンバーやで」と言った通り、前代未聞のキャスティングだった。
「地方局も含めた系列局のアナウンサーが一堂に会した特番や、民放で他局のアナウンサーが複数出演する番組はあるが、これだけの人数のNHKのアナウンサーが民放に一度に出演したのは初めてではないか」(スポーツ紙芸能担当記者)という。
もちろん、普段は真面目な表情でニュースを読んでいるNHKのアナウンサーも、さんまの手にかかれば、瞬時に“面白い人”に。
先輩後輩の話では、杉浦アナは鈴木アナに向かって、“鈴木さんは40歳ですが私はまだ30代ですから!”と言って爆笑を誘い、さらにスポーツ担当でありながら、運動神経が全くないことを吐露。その鈴木アナは料理や片付けが苦手だと話し、高瀬アナは、「共演を機に髪形を稲垣吾郎に寄せています」とカミングアウト。
■バラエティー特性のテスト
“最近ハマっていること”のテーマでは、糸井アナは、プロ用のカメラを買うほどホームビデオの撮影にハマっており、杉浦アナは、「どろどろに疲れた人間が、渋谷センター街を通って帰るには、ビヨンセが必要なんです!」とビヨンセ好きだと話した。さらに鈴木アナが得意という口笛で「サライ」を披露するなど、NHKアナたちが、普段見せないプライベートの顔を見せていた。
しかし、この「夢の競演には別の思惑もあるかもしれない」と話すのは、さる日テレ関係者だ。
「NHKと日テレのコラボは、テレビ放送開始65周年の時も行われています。その時も、日テレの桝太一アナ・水卜麻美アナとNHKの武田真一アナ・桑子真帆アナが総合司会を務めるなど、アナウンサーの交流がありました。しかし『さんま御殿』は別格。NHKで人気の高瀬アナ、鈴木アナ、杉浦アナらの人気アナが、さんまの振りに瞬時に対応できるかどうか、バラエティー特性をテストしているという見方があります」
この春も、NHKを退局した武田真一アナが、同局の「スッキリ」の後番組のMCに就任することが話題になっているが、同局はNHKアナに興味津々だという。
「『news zero』の有働由美子や今回の武田真一、『報ステ』(テレビ朝日系)の大越健介ら、元NHKの人気アナは引く手あまたです。いずれ訪れるかもしれない独立や、または定年退職などに備えて関係をつくっておく“青田買い”の意味もあると思いますね」(前出の関係者)
今回出演していたNHKアナが、いずれ日テレの番組に出演しているということもあるかもしれない。
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