“王道”テレ朝に抵抗する フジ来期連ドラ火9&木10の吉と凶

更新日:2019-06-11 18:28
投稿日:2019-06-11 18:24
天海祐希はまさに“王道”(C)日刊ゲンダイ
天海祐希はまさに“王道”(C)日刊ゲンダイ

 4月クールの連ドラも終盤戦。視聴率上位を見ると、天海祐希主演の「緊急取調室(第3シーズン)」(木曜夜9時~)を筆頭に、「特捜9(第2シーズン)」(水曜夜9時~)、「科捜研の女(第19シーズン)」(木曜夜8時~)と、テレビ朝日勢がいずれも平均12%超でトップ3を独占している。

「1話完結、事件もの、そして実績あるシリーズもの。それを揃えられるのがテレ朝の強み。今、リアルタイムでテレビに向かう層が求めるものがそこにあるということです」(広告代理店関係者)

 上位陣に割って入ろうというのがフジテレビの“月9”「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」。軒並み視聴率を下げたGW中の第4話を除けば2ケタをキープしている。17日の最終回の数字次第では、トップ3に食い込む可能性も出てきた。低迷がささやかれていた月9だが、これで4期連続2ケタと安定している。

 7月クールの「監察医 朝顔」は上野樹里が監察医を演じるヒューマンドラマで、「露骨に数字を取りにいく路線。結果が出ていますから、月9のこの傾向は続きそうですね」(前出の広告代理店関係者)。

 一方、フジのもう2枠“火9”“木10”は視聴率低迷が続いていて、存続を危ぶむ声もあるという。火曜の「パーフェクトワールド」、木曜の「ストロベリーナイト・サーガ」はともに平均6%台だ。

 テレビコラムニストの亀井徳明氏は「いまどき視聴率だけが指標ではないことは皆、分かっていますが」と、こう続ける。

「ネット上の反応を見ると、いずれのドラマも熱く支持する人がいる一方で、バッサリと切って捨てたり、揶揄するような意見が圧倒的です。賛否両論で盛り上がればいいのですが、ネガティブな意見に引きずられ、素直に楽しみたい視聴者の意欲すらそがれてしまうパターンが続いている。それが心配というか、問題ですね」

 ちなみに7月クールは、火9が韓国ドラマのリメークで三浦春馬が逃亡犯に扮する「TWO WEEKS」、木10が深田恭子主演のラブコメ「ルパンの娘」。

「どちらも視聴率の“方程式”とは違う路線ですからハンディは織り込み済みでしょう。でも、見せ方によってはネットから火がつくかな、と期待しています」と亀井徳明氏は言う。

 “目下の王道”であるテレ朝的路線に抵抗する2枠の心意気に期待したい。結果は吉と出るか、凶と出るか。

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