闇営業に走ったのは 恐妻家&小遣いなし芸人の切実“懐事情”

更新日:2019-07-05 05:52
投稿日:2019-07-04 17:54
スリムクラブ(C)日刊ゲンダイ
スリムクラブ(C)日刊ゲンダイ

 先週、反社会勢力の会合で闇営業を行ったとして、新たにお笑いコンビ「スリムクラブ」の2人が無期限謹慎処分を受けた。謹慎処分を受けた芸人の数は、吉本興業所属の芸人13人と、ワタナベエンターテインメント所属の芸人「ザブングル」の2人の計15人となった。その余波は収まるどころか、ますます広がりそうだ。

「最初に闇営業を報じたフライデーだけでなく、報道各社には今も多くの情報が寄せられています。多いところでは、週に10本近い情報が寄せられ、中には薬物を使ったパーティーなどの情報もある。大物芸人はもちろん、有名演歌歌手やコワモテ俳優の名前も出ています。ただ、情報源の大半が現役のヤクザや反社関係者ということもあり、情報の裏どり取材や精査に時間を要しているようです。そういう意味でも、謹慎処分になったのはほんの一握り。タレントが戦々恐々とする日々はまだまだ続くでしょう」(芸能ライター・弘世一紀氏)

 吉本興業は6月27日、公式ホームページで、大崎洋会長以下、グループの全社員、全タレントの連名で、コンプライアンスの徹底と、反社会勢力排除の決意表明を行った。

 それでも「芸人の闇営業だけは絶対になくならない」。こう断言するのは、過去に自身の参加したパーティーで何度も芸人と顔を合わせたことがあるという詐欺グループの元幹部だ。

「詐欺グループや暴力団幹部の誕生会や出世祝いなどのパーティーの余興で芸人の存在は欠かせません。しかし、演歌歌手や俳優は今後、事務所のチェックがますます厳しくなるので難しい。それに比べて、芸人はいくら事務所がダメだと言っても、やらないと食えない。特に吉本興業の芸人などは、仲介人を通じて向こうから『仕事ないですか?』と、聞いてくる。今はお互いにおとなしくしていますが、ほとぼりが冷めたら普通に闇営業は行われるようになるでしょう」

■収入がそこそこあっても自由に使えるお金がない

 元幹部はさらにこう続けた。

「今回、名前が挙がった芸人たちを見て気付きませんか? ザブングルの松尾さん以外、ほぼ全員、結婚していて子供がいるんです。特に、宮迫やロンドンブーツ亮、レイザーラモンHGは恐妻家で知られていますよね。彼らはそこそこの年収を稼いでいましたが、案外、自分が自由に使えるお金がなかったんだと思いますよ。我々はそういうところまで調べて、オファーを出したりもしています」

 たしかに宮迫を除いて、今回謹慎処分を受けた芸人の子供たちはまだ小さく、家族を大事にしているイメージだ。彼らは、限りある小遣いの範囲で先輩として後輩芸人にオゴらなければいけない。当然、出費も多くなる。

 例えば、スリムクラブの内間は、バラエティー番組の企画でマイホーム選びを行い、2013年に東京都世田谷区に9000万円の一軒家を購入。毎月20万円以上のローンが74歳まで続くことをテレビで明かしていた。今回の闇営業に関しても、日頃から周囲に「仕事をください」と声をかけていた結果で、いわば公然と闇営業を行っていたことが分かっている。

「無期限謹慎処分になったとしても、仕事をしなければ家族を食べさせられない。こうなったら、今まで以上に闇営業をしなくては食べていけなくなる。今回、謹慎になった芸人たちへの反社勢力からのオファーはさらに増えるかもしれません」(前出の元幹部)

■骨までしゃぶり尽くされる有名人

 有名人が一度でも、反社のターゲットになると、骨までしゃぶり尽くされると言われる。約6000人もの所属タレントを抱える吉本興業は、反社会勢力を一掃排除することを宣言したが、これまで書面契約が交わされて来なかったことや、事務所9対芸人1と言われるギャラの配分を考えたら、「それで?」ではないか。反社一掃の前に、ギャラを少しでも上げてもらいたいのが本音だろう。

 果たしてどれだけの芸人が闇営業をやめられるのか。

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