特殊詐欺グループが蛍原徹ではなく宮迫博之を呼んだワケ

更新日:2019-07-10 18:56
投稿日:2019-07-10 17:55
「雨上がり決死隊」の宮迫博之(左)と蛍原徹/(C)日刊ゲンダイ
「雨上がり決死隊」の宮迫博之(左)と蛍原徹/(C)日刊ゲンダイ

 2015年に警視庁に逮捕された大野春水受刑者(31)ら40人の特殊詐欺グループ。実体のない太陽光発電会社の社債購入を持ちかけ、高齢者から1年半で20億円を詐取していた。

 よほど羽振りがよかったのか、逮捕の半年前に大野の誕生日会を兼ねて大々的な忘年会を開催。そこにゲストとして参加していたのが、今回問題になっている宮迫博之(49)、田村亮(47)、レイザーラモンHG(43)、福島善成(41)らの芸人だった。

 同じく芸人の入江慎也(42)の仲介で100万円ほどの謝礼で会に参加していたとされるが、なぜそこに雨上がり決死隊の蛍原徹ではなく、宮迫博之が呼ばれたのか。あるいはロンブーの田村淳はダメで、なぜ田村亮だったのか?

「仲介した入江氏は、参加者可能リストを事前に詐欺グループに提示し、どの芸人を呼ぶのか判断を仰いだはずです」

 こう話すのは、詐欺・悪徳商法ジャーナリストの多田文明氏だ。

「詐欺集団にとってのリスクは、警察による摘発です。真っ先にリストから外すのは、警察に通報しそうな芸人。詐欺事情に詳しい芸人やハッキリ意見を言うような芸人は外されます」(多田氏)

 いわゆる、日頃から時事ニュースに興味を持ち、世間を知っている人物は詐欺集団も“顔見知り”になりたがらないという。単純に面白いかではなく、田村淳が呼ばれなかったのも、そういう理由のようだ。

 実際、逮捕された大野受刑者は警察の摘発から逃れるため、グループを細分化し、アジトも巧妙に分散させるなど細心の注意を払っていた男だ。

「宮迫氏らは被害者というより加害者の側面の方が大きい。これだけ大勢の芸能人が参加することで、詐欺を行う末端の連中は、『自分たちは有名人も動かせる力がある』と思い、高齢者をだますモチベーションを高めるのです」(多田氏)

 大人の“ふんべつ”が備わっていれば、そもそも呼ばれなかった。

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