仙道敦子は脇役で不思議な存在感だが…夫・緒形直人の気になる今

更新日:2019-07-12 19:13
投稿日:2019-07-12 16:44
緒形直人(C)日刊ゲンダイ
緒形直人(C)日刊ゲンダイ

 NHK連続テレビ小説「なつぞら」で、広瀬すず演じる主人公・奥原なつの親友・小畑雪二郎(山田裕貴)の母・小畑妙子役を演じている女優といえば、仙道敦子(48)。おっとりとした雰囲気ながらも、気の強い姑・とよ(高畑淳子)にもはっきりと物を言い、父親の期待を裏切った息子を応援するしっかり者の母親役がすっかり板についている。

 仙道といえば、80年代後半から90年代前半を代表するトレンディー女優のひとりだった。

 15歳で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、19歳の時に長渕剛主演のドラマ「とんぼ」(TBS系)で長渕の妹役を演じ、一躍、人気女優に。90年には「卒業」(TBS系)や「クリスマス・イブ」(同)など1年に7本ものドラマに主演。歌手としても活躍したが、人気絶頂期の93年に、当時、こちらも絶頂期にあった俳優の緒形直人(51)と結婚した。

「人気も実力も好感度も抜群だった2人の結婚とあって、当時はかなり話題になりました。緒形直人の父親である緒形拳さんに2人の結婚のコメントを求めに神奈川の自宅をアポなしで訪れると、『素晴らしい女性が息子の奥さんになってくれてとても感謝しています』と、優しい口調で語ってくれました」(芸能ライター・弘世一紀氏)

 その後、仙道は3人の子どもたちの育児に専念し、女優としては引退状態が続いた。

 そんな仙道が23年ぶりに女優復帰を果たしたのが、昨年の7月期のドラマ「この世界の片隅に」(TBS系)。凛とした雰囲気は変わらず、20年の月日を重ねた分だけ演技が柔らかくなった印象がした。

■NHK大河ドラマ「信長」に主演

 それで「なつぞら」に出演だから、必然的に気になるのは夫・緒形直人の現在だろう。

 1988年に映画「優駿ORACION」でいきなり主演デビューを果たした緒形は、翌年にはブルーリボン新人賞を獲得。92年には弱冠25歳でNHK大河ドラマ「信長 KING OF GIPANGU」で主演を務めた。仙道との結婚後も、「愛するということ」(TBS系)や「僕の就職」(同)など、3年間で5本の連ドラに主演した。

「90年代後半から、突然、テレビから消えた印象です。97年に公開された緒形の主演映画『北京原人Who are you?』は当時としては破格の20億円をかけて制作されましたが、5億円を下回る興収で大コケしてしまいました。それ以降、出演作品が減り始めました」(前出の弘世氏)

 緒形はその後も、年に1、2本の割合で単発ドラマや映画の脇役で出演しているが、最近は主演作は見かけない。ただ、オファーは絶えないという。

「緒形は子どもができたのを機に、家庭優先で仕事をセーブするようになったといいます。彼自身が幼少期に父親とほとんど触れ合うことができず、寂しい思いをしたため、自分の子どもたちにそんな思いをさせたくなかったといいます。夫婦で一緒に子育てできる時間を増やしたかったというのが本当のところです」(芸能事務所関係者)

 他にも理由があったようだ。

「彼は仕事に一切妥協をしません。心から納得できない仕事はどんなに好条件でも受けません。だから出演作では、出演シーンが少なくても強烈な印象を残しています」(前出の芸能事務所関係者)

 緒形は2016年に出演した映画「64-ロクヨン-」で重要な役柄を演じ、主役の佐藤浩市や永瀬正敏をしのぐ重厚な演技を見せた。この作品で「俳優・緒形直人の復活」などと騒がれたが、実際は脇役として地道な活動を続けていたのである。

■映画「万引き家族」にも出演

「緒形と同様に、かつてトレンディー俳優と言われた吉田栄作や筒井道隆、三上博史は、今や貴重なバイプレーヤーになっています。悪役から、だらしないおっさん役まで、何でもできる。彼らはイケメンのイメージに固執することなく、年相応の“しわ”をしっかり刻み続けて、良い年の取り方をしていると思います。仙道さんもそうですが、『なつぞら』で共演している山口智子さんや、小泉今日子さんも、おばさん役がしっかりハマっている。バブル時代に活躍していた役者さんは、皆さんパワフルですね」(前出の弘世氏)

 カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールに輝いた映画「万引き家族」が7月20日に、フジテレビ系で地上波初放送されるが、そこでも緒形の重厚な演技を見ることができる。

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