3畳の物置に10年…緑川静香さん今も節約生活で母に仕送り

更新日:2019-07-23 17:05
投稿日:2019-07-22 17:30
女優の緑川静香さん(C)日刊ゲンダイ
女優の緑川静香さん(C)日刊ゲンダイ

【役者・芸人「貧乏物語」】

 9頭身のモデル、タレントの緑川静香さん(31)は極貧な家庭で育ったエピソードがバラエティーで話題に。住まいは納屋みたいな物置で、草まで食べた「雑草時代」エピソードを語ってくれた!

 ◇  ◇  ◇

 父の社宅に住んでいましたけど、私が5歳の時に蒸発してしまい、社宅を追い出されました。

 母が懸命に探し、やっと見つけたのが埼玉にある3畳の物置。近代化した物置じゃなく、納屋に近いかも。下には畳が敷いてありましたが、壁に穴が開いていて泥とか虫が侵入してました。部屋の中に草が生えてきたし……。母屋のお風呂とトイレを借りられたけど、母屋自体が古いから、昔の五右衛門風呂みたいで沸かす場所は外。しかも、月に1回しか使えないので公園の水道で洗うとかタオルで体を拭くとかしていました。

 そんな物置に母とお兄ちゃんと私の3人で10年くらい住んでました。体は成長するから、寝る時にお兄ちゃんと足がぶつかって、よくケンカしてました。

 なぜそんなに長く住んでいたかというと、返すものがあったからだと思う。お父さんが残したものなのか、今でもお母さんには聞けません。昔のことを掘り返すのも可哀想な気がして……。

 食事はたまにスーパーの試食コーナーで食べたり、近くの公園がつつじでいっぱいなので、おやつに蜜を吸ったり。草も食べてました。お母さんから「草をむしったら持ち上げて日光に当てなさい。自分の手が熱いと感じたら、殺菌が完了した合図だから」と言われたことをずっと信じて実行してました(笑い)。

 お母さんには「トイレットペーパーは点線から点線までのひと区切り以上使うと、トイレが詰まる」とウソを教えられ、これもずっと信じてました。タレントになり、テレビ局のトイレで隣の個室からガラガラガラ! とトレペを引っ張り出す音が聞こえた時、「詰まる! 詰まる!」と焦りましたもん。

 服はお兄ちゃんのお古で、アニメの幽遊白書やガンダムのTシャツ。友だちの家に行った時に出されたお菓子の箱を持ち帰り、筆箱に使う。アーモンドチョコのスライド式の箱が丈夫で、長く使えました。放課後に全クラスを回り、忘れ物の鉛筆を集めました。小学生の時はイジメられましたよ。チョコの箱を筆箱にして男物のTシャツ着ていればそうですよね。

 高校生になると米のご飯を食べられるようになり、母屋で炊いて、物置で段ボール箱をテーブルにして、オカズなしで食べてました。たまにベビースターラーメンをふりかけて。最初は布団も段ボール。粗大ゴミから布団を拾ってきてからは布団で寝られましたけど。

■いいお肉を食べるとお腹がくだってしまう

 高3の時に、物置が取り壊しになり、退去しなきゃならなくなりました。その時期はたぶん借金も返済し終わったのか、同じ埼玉で頭金なしの家を見つけ、「長い目で見れば賃貸より安い」と母が思い切って買い、3人で暮らし始めました。

 莫大なローンがあるけど、3人で少しずつ返しながら、やっと普通の生活が始まった。

 それから10年して私は20代のうちに東京に住みたくて、去年から一人暮らしを始め、業界の方にごちそうしてもらえる機会が増えた。するとなぜかお腹が弱くなって。いいお肉を食べるとお腹がくだる(笑い)。フルコース料理をごちそうしてもらっても、「やっぱりラーメンの方がおいしい」と思っちゃう。生活が変わっても、お腹は変わらないみたい。

 今は家賃を払いながら実家のマンションのローンのため、母にお金を渡してます。今でもトレペを長くは使えないし、局のお弁当を持ち帰って節約してます。その分、母にお金を渡したいです。

  (聞き手=松野大介)

▽みどりかわ・しずか 1988年6月、埼玉県生まれ。2006年からモデルとしてデビュー。日テレジェニック2011に選出。近年はバラエティーに進出中。

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