NHKがすがるサンドウィッチマン…“目玉不在”の紅白はワースト視聴率更新濃厚で有吉弘行は今年限り?
“目玉”不在、かつ旧ジャニーズの人気アーティストも出演しないとあって、2年連続ワースト視聴率更新が囁かれる大みそかの「第75回NHK紅白歌合戦」。番組テーマは「あなたへの歌」だが、ジェンダーレス時代の流れで、ここ数年、「紅白での対決色」を極力排除。すでに総合、紅組、白組という司会の区分もなくなり、司会は2年連続となる有吉弘行(50=顔写真)と朝ドラヒロインの橋本環奈(25)、伊藤沙莉(30)、そして局アナの鈴木奈穂子(42)という布陣。
「近年は、紅白の司会は最低3年というのが“既定路線”。有吉の前任者の内村光良は計4回、大泉洋は、白組司会、総合司会の違いはあれど、計3回司会を務めています」(スポーツ紙放送担当記者)
ということは有吉は来年の司会も確定かと思われるが、そうは問屋が卸さないという。どういうわけか。
「NHKは有吉に見切りをつけ、来年の司会者獲得に向け、密かに検討を始めているといわれています。最有力候補といわれているのがサンドウィッチマン(伊達みきお.50=写真(左)、富澤たけし.50=同(右))です」(テレビ関係者)
NHKが不文律を破ってまで司会の変更に動く背景には、低迷する視聴率がある。有吉が司会を務めた昨年の「第74回NHK紅白」は第1部の平均世帯視聴率が29.0%、第2部は31.9%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)と歴代ワースト記録に。第1部に至っては“絶対防衛線”といわれた30%を下回ってしまった。
「今年、さらにそれを下回ってしまうようだと、さすがに3年連続は難しいのではないか」(芸能プロ関係者)
「スマホからも受信料」で、さらなる逆風
さらにNHKは深刻な問題も抱えている。紅白が今年、ワースト記録を更新した場合、予算縮小はもとより放送時間の短縮、あるいは最悪打ち切りの議論も浮上する危機的状況にあるという。前出のテレビ関係者が続ける。
「NHKはテレビを持っていなくとも、スマホでの視聴者に対し、地上波テレビと同額の税込み月1100円の受信料を請求する修正案を2024~26年度の中期経営計画に盛り込むことを決定している。当然、国民から猛反発を食らうことが想定されていますが、紅白や大河ドラマなど制作費が莫大な番組で十分な視聴率が取れていないと、国会でやり玉に挙がることが必至だからです」
そこでサンドウィッチマンの国民的人気にあやかろうともくろんでいるというわけだ。
「とにかく2人の潜在視聴率は10%を超えており、圧倒的。今回は西田敏行を偲んで東日本大震災復興支援プロジェクトソング『花は咲く』の大合唱を仕切ってもらうプランが浮上しています」(同前)
紅白の命運はサンド2人の双肩にかかっている。
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年の瀬に「受信料アピール」などという無粋な呼びかけは本当にやめてほしい。 関連記事【もっと読む】NHK赤字見通しで今年も紅白歌合戦“受信料アピール”か…旧ジャニーズにフラれ視聴率30%割れ危機…では、昨年の紅白を振り返りつつ、今年について予想している。
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