自由に素を出す藤田ニコルの秘訣は「本業はモデル」の意識

更新日:2019-08-14 16:13
投稿日:2019-08-11 23:24
藤田ニコル(C)日刊ゲンダイ
藤田ニコル(C)日刊ゲンダイ

【今週グサッときた名言珍言】

「したくても、できないんでしょ、痛いって……(泣)」(藤田ニコル/TBS「有吉ジャポン」8月2日放送)

 ◇ ◇ ◇

「霜降り明星」の粗品は恋愛トークの引き出しがあまりない。なぜなら、重度の包茎だから痛くてエッチができないから、と話す粗品。バラエティー番組のセオリーなら、それをイジったり「何言ってんねん!」などとツッコんだりして笑いにもっていく流れだ。当然、粗品もそれを想定して話している。だが、その話を聞いていた藤田ニコル(21)が意外な反応をした。なんと涙ぐんだのだ。

 司会の有吉弘行に「泣いてるじゃん。どうした?(笑い)」と言われて返した言葉を今週は取り上げたい。

 かつては元気で奇抜な「おバカキャラ」で注目を浴びた藤田だが、いまやそのイメージを払拭し、「頭がいい」「気配りができる」女性バラエティータレントのひとりとして引っ張りだこだ。

 藤田はもともと、小6の時に新潮社の「ニコラモデルオーディション」でグランプリを獲得。2009年に雑誌「nicola」の専属モデルとしてデビューした。モデルになりたいと思ったのも、その雑誌がきっかけ。母が「名前が似てるから」という理由で買ってきて、それがたまたまオーディション号だった。

 すぐに応募するも、書類審査で落選。それが悔しくて1年間購読し、ポーズや髪形を研究。その頃から、やりたいことはとことんやるタイプだった。その後、「Popteen」(角川春樹事務所)に活動の場を移すと、好きな髪形やメークで自分の個性を前面に押し出し、「一気に全部がガラッと変わった」(オリコン「ORICON NEWS」2016年3月18日)という。

 同世代の女の子の熱烈な支持を集め、テレビにも進出するようになった。「Popteen」でトップを取ると、「ライバルがいないと燃え上がらないタイプ」「モデルとして成長したいのもあって、1から始めたい」(「藤田ニコル公式ブログ」17年6月30日)と「ViVi」に移籍。テレビで大活躍している現在も「原点はモデル」だからと、モデルの仕事は欠かさない。

 本職がモデルだという意識があるからこそ、テレビでセオリーに縛られず、素に近い自分を自由に出し続けられるのだろう。テレビに出始めて1年半の頃、「今の悩み」を問われ「テレビ出始めの頃はテレビの世界のことが分からないから、何でもしゃべってた」が「なんか空気読めるようになってきたんですよ、自分が」(日本テレビ「踊る!さんま御殿!!」16年11月1日)と答えた。

 それをたまたまテレビで見ていた伊集院光は、自身のブログで「思わず唸った」(17年3月8日)とつづり、こう続けた。「それを感じているセンスと、なおそれを口に出す勇気こそが、彼女の心配するに及ばない才能」なのだと。

(てれびのスキマ 戸部田誠/ライタ―)

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