“テレ朝”化したフジテレビ月9の成否を握る「朝顔」第2章

更新日:2019-08-20 17:03
投稿日:2019-08-20 17:00
ディーン・フジオカ(C)日刊ゲンダイ
ディーン・フジオカ(C)日刊ゲンダイ

「数字が戻ってきた」と遠藤龍之介社長も気合が入っているフジテレビの「月9」。10月スタートの次クールは、コナン・ドイル原作の古典ミステリーを現代の東京に置き換えた「シャーロック」で、さらに弾みをつけたいところだろう。

 発表されているキャストは、ホームズに月9初主演のディーン・フジオカ(39)、ワトソンにEXILEの岩田剛典(30)、足手まといの警部に佐々木蔵之介(51)と、幅広い年代の女性視聴者をつかめそうなイケメンを揃えてはいる。テレビコラムニストの亀井徳明氏が言う。

「昨年4月期にディーンが主演したフジ木10『モンテ・クリスト伯―華麗なる復讐―』は、視聴率こそ平均6%台前半でしたが、優れた番組を顕彰する『ギャラクシー賞』の月間賞(18年6月度)を受賞するなど、内容そのものの評価は高かった。『シャーロック』では、そんなディーンと、ヒットメーカーの脚本家・井上由美子氏が組む。どんなホームズになるのか、楽しみですね」

 ヒットのお膳立ては整いつつある。現在放送中の月9、上野樹里(33)主演の「監察医 朝顔」も好調そのものだ。

 お盆休みが明け、連ドラ“夏の陣”はこれから後半戦へ。ほとんどすべてが小説、漫画、海外ドラマなどの“原作あり”という今期の連ドラの中で、「朝顔」は5話平均で12%台と前半トップで折り返している。

「初回視聴率は13%台。『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』(テレビ朝日系木曜夜9時~)の14%台には及びませんでしたが、『朝顔』は第2話から安定して12%台をキープしてトップに。視聴率2ケタ確保も難しいというのがGP(ゴールデン・プライム)帯連ドラの現状にあって、ここ数年抜きんでていたのは、1話完結の事件もの+ヒューマンドラマに力を注いできたテレ朝ですが、その牙城を崩しました。月9が、“テレ朝化”などと言われながらもきちんと成果を出しているのは、やはり持てる底力でしょう」(テレビ誌ライター)

「朝顔」は19日から“第2章”に入るが、15%超えも期待されているという。つまり、月9のテレ朝化は正解ということか。前出の亀井徳明氏は「別にテレ朝化というわけではなく、今どきの視聴者に届くための努力の結果」と、こう続ける。

「1話完結ものは、リアルタイム視聴者にとって見やすく、今の世帯視聴率狙いに有利なのは確かです。今回の『朝顔』の“章立て”は、従来の視聴者を飽きさせず、新たな視聴者を呼び込む意味で、TBSが得意にしている手法。フジの“何でもやる”という姿勢が感じられます」

 視聴率はあくまでもスポンサー向けのひとつの指標。視聴者にとっては関係ないし、ドラマの中身の評価と直結するものではない。

「それでも、数字も評価も貪欲に取りにいくのが最近の月9。次クールの『シャーロック』はさらに攻めています。果たしてそんなフジの狙いが、実際に視聴者にどう評価されるか、ですね」(亀井徳明氏)

「シャーロック」でさらに弾みがつくかどうかは、「朝顔」第2章の成否にかかっている!?

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