のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も
阿部寛(60)主演のTBS系日曜劇場「キャスター」に出演が決まったのが、女優ののん(31)。27日放送の第3話で万能細胞を発見したリケジョ役を演じるのんの民放ドラマ出演は、なんと2014年以来のこととなる。
13年度前のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」のヒロイン役で大ブレークし、将来が約束されていたはずだったが、11年もの間、なぜ民放ドラマから遠ざかることになったのか。
「のんが民放ドラマに姿を見せなくなったのは、15、16年に当時の所属事務所『レプロエンタテインメント』との独立トラブルが表面化してからです。月給5万円や事務所社長のパワハラ疑惑の一方で、のん自身のマネジャーへの不穏発言や洗脳疑惑も報じられ、関係は悪化。独立後、『のん』に改名することになったのは契約上、本名の能年玲奈が芸名として使えなくなったためですが、この一件で芸能界に対して違和感を覚えた人は少なくありませんでした」(芸能ライター)
のんは19年の主演映画「おちをつけなんせ」で監督デビューし、22年の映画「Ribbon」で主演、脚本、監督を務めるなど、マルチに活躍。
「映画のほか舞台や音楽、芸術活動を主戦場にしてきましたが、20代は表舞台での活躍から遠ざかっていたといっていいでしょう。STARTO ENTERTAINMENT社長の福田淳氏の会社とエージェント契約を結んでいたことから、CM出演はかろうじて実現したと言われています」(週刊誌記者)
■前事務所俳優とのバッティング回避
すでに30代に突入しているのんが、今になって民放ドラマに出演できるようになったのは、芸能界を取り巻く環境変化が挙げられる。
「旧ジャニーズ事務所のジャニー喜多川氏の性加害問題や中居正広氏の女性トラブルなど、芸能界の負の側面があぶり出されたのをきっかけに、大手芸能事務所に忖度してきたテレビ局に自浄作用が働いたと言っていいでしょう。レプロの俳優の多くが日曜劇場をはじめ、民放ドラマに出演していますが、今回の『キャスター』には出演していません。今後ものんを起用しつづけるなら、トラブルのあった前事務所の役者とのバッティングを避けるため、キャスティングに配慮がされるでしょう」(前出の芸能ライター)
かつて週刊誌に「仕事がしたい」と語っていたのん。ようやく芸能界の呪縛から解かれるときが来たか。
◇ ◇ ◇
干され続けたのんを救った福田淳氏にテレビ局が逆忖度? 関連記事【もっと読む】STARTO福田淳社長への“逆忖度”が発生…TV局が干され続けた「のん」起用に躍起になるワケ…では、奇妙な逆転現象について伝えている。
エンタメ 新着一覧