藤島ジュリー景子氏「復活祭」…59歳誕生日、半生告白本出版、補償完了アピールの“3大祭り”状態
旧ジャニーズ事務所2代目社長で、スマイルアップ代表取締役の藤島ジュリー景子氏(58)が慌ただしい動きを見せている。
まずはその半生を語った書籍「ラストインタビュー 藤島ジュリー景子との47時間」(新潮社)が18日に刊行となった。ジュリー氏は同書で叔父である故ジャニー喜多川氏の連続性加害について「長い間、本当に知りませんでした」とこれまで通りの主張を繰り返しつつ、深く知ろうとしなかったことが「私の最大の過ち」と総括してみせた。
「スマイルアップの公式サイトにある7月15日の最新補償報告では、計1029人からの補償申告に対して、連絡のとれない人を除いた795人のうち『約99%』にあたる790人に補償の有無の通知を行ったとあります。そして補償するとした相手に補償額などの内容を通知した568人のうち、『約99%』にあたる560人から同意をもらい、『約98%』の556人に補償金を支払ったと記載されています。補償を行わないと一方的に宣告した222人のなかには裁判で係争中の人もいるのですが、スマイル社はそこにはまったく触れず“補償完了”をアピールするばかり。近いうちに完了宣言とともに、性加害問題の幕引き、終了を一方的に発表するのではないかと見られています」とは、この問題を深く取材するマスコミ関係者。
今月20日はジュリー氏の59回目の誕生日。詳細は定かではないが、「近しいアイドルグループメンバーや業界関係者を招いて内々に自らの誕生日を祝う動きがあるらしい」(女性誌記者)という。
某広告プロデューサーが言う。
「ドラマをはじめとするテレビ各局からの“ジャニタレ”への出演オファーが性加害騒動前と比べほぼ元通りになっているのは、ジュリー氏が旧知の局幹部やらプロデューサーに売り込みをかけたためとも言われています。広告代理店もスポンサー企業も利益優先でこうした動きを黙認している。この何も変わっていないトライアングルを復活させたのがジュリー氏で、だからこそ復権と一部で報じられているのです」
■「タレント私物化」などの批判も
とはいえ、業界内の評判と世間の風当たりはちょっと違う。
「ジュリー氏の書籍では、性加害問題の混乱の最中にあった2023年4月、娘の慶応義塾大の入学式に嵐の櫻井翔が付き添ったことが書かれていて、『職権乱用』『タレントの私物化』といった非難が多数ネットに上がっています。ジャニー氏の性加害を『まったく知らなかった』という主張も、額面通りに受け止められているわけがない。母メリー喜多川らを悪者にして、自分も被害者だった…の理屈が通るとジュリー氏は本気で考えているのでしょうか」(前出のマスコミ関係者)
補償問題もウヤムヤにして、出版記念でお祭り気分でいるとすれば、さらなる逆風を招くことになりそうだ。
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旧ジャニーズの体たらくからして、その所属芸能人の倫理観など屁のようなものだろう。【もっと読む】国分太一だけでない旧ジャニーズのモラル低下…乱交パーティーや大麻疑惑も葬り去られた過去…では、乱れ切った実態があったことについて伝えている。
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