有馬記念は…「ザ・ロイヤルファミリー」最終章も上昇 妻夫木聡“泣き”の演技でラスト追い上げにムチ!
妻夫木聡(44=写真)主演の「ザ・ロイヤルファミリー」(TBS=日曜夜9時)が、11月30日放送回から“最終章”に突入! その第8回の世帯視聴率は10.6%(関東地区=ビデオリサーチの調べ)で、このところ10.4→10.5%とジワジワ伸びてきている。
「早見和真さんが原作で描いた人と競走馬の壮大なストーリーは“日曜劇場”向きとも言えますが、その一方で、競馬=ギャンブルというイメージから敬遠した人が一定数いたのは確か。それでも視聴率2ケタをキープできているのは、さすが日曜劇場です」(ドラマ制作会社関係者)
SNS上でも《競馬という時点で触手が伸びない》《いろいろあっても、結局最後は勝っちゃうんでしょ》といったマイナスの声はあるものの、《馬の走りに登場人物の生きざまを重ねて、胸が熱くなる》《毎回涙が出てしまう》など肯定的な見方のほうが目立つ。特に22日放送の第7話は《生と死と“継承”が描かれた神回!》と絶賛する声も。
「レースの場面は自然と盛り上がりますね。馬にかける人たちの思いがきちんと伝わるし、競馬に興味ない人でも入り込める分かりやすい展開も、好調の理由ではないでしょうか」と、テレビコラムニストの亀井徳明氏はこう続ける。
「細かすぎる設定や“回収のための伏線”などが速いテンポで繰り返されるドラマが多い中、“ながら見”でも十分話についていける。これは地上波テレビをリアタイ視聴する層にはありがたいこと。考察系と違って、TVerで何度も再生するというタイプではありませんが、視聴率では有利に働くはずです。それから、妻夫木さんの“泣き”の演技の多彩さも、効いてますね。特に第7話の、レース後に受けた電話の場面。背中ですべてを語った後に、目黒蓮さんに新しい馬主になったことを告げるときの半分泣いて半分笑った表情は圧巻でした。2006年の映画『涙そうそう』の頃からさらに磨きがかかっていますね」
noteなどには《競馬には一切関心がなかったけど、たまたまこのドラマを見始めて興味を持った》《競馬のイメージが変わった》という好意的な意見も投稿されている。
「TBSは競走馬を美少女に擬人化した大ヒットゲームのアニメ版『ウマ娘』も放送中。ドラマが始まる前には“ロイヤルホープ”とアニメの“オグリキャップ”がイラストで共演するというコラボ企画もありました。ドラマで妻夫木さんら“ロイヤル”チームが目指すのは有馬記念。このまま盛り上がれば、12月28日に中山競馬場で行われるリアルの有馬記念も“買ってみよう”なんて人が増えるかもしれません」(テレビ誌ライター)
“最終章”という最後の直線に入った「ザ・ロイヤルファミリー」。ドラマの視聴率が上がるのを期待しているのは、局やスポンサーだけじゃない?
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「ロイヤルファミリー」の視聴率の回復が話題だが、それが目黒蓮の効果によるという説には異論も出ている。関連記事【もっと読む】「ロイヤルファミリー」視聴率回復は《目黒蓮効果》説に異論も…ハリウッドデビューする“めめ”に足りないもの…では、本人に足りない要素について伝えている。
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