「豊臣兄弟!」白石聖は代役からCM女王に上り詰めた川口春奈の再来か? 佐藤健と共演の配信ドラマも話題に
来年1月4日から放送予定のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の主要キャストの扮装カットが今月に入って続々と公開され、現在放送中の「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で遠のいていた大河時代劇の視聴者が、主人公の戦国時代の武将・豊臣秀長を「待ってました」とばかりに期待を高めている。
物語ゆかりの地、愛知県観光コンベンション局振興課が企画した初回放送のパブリックビューイングと、その後の主要キャストによるトークショーというイベントには、定員1400人のところ4万人近い応募が殺到した。
公開された扮装キャスト中でも《めっちゃ美人!》《切ない目がもう既に適役》などとSNSで注目を集めているのが、仲野太賀(32)演じる主人公の初恋の人“直”を演じる白石聖(27)だ。
この役にキャスティングされていた永野芽郁(26)が、今年4月の“二股不倫疑惑”報道で降板を余儀なくされ、そこで白羽の矢が立ったのが白石だった。2020年の大河「麒麟がくる」の“帰蝶”役を降板した沢尻エリカ(39)の代役として急きょ出演し、シンデレラストーリーのヒロインとなった川口春奈(30)に重ね合わせるテレビ関係者も少なくない。
女優として代表作に恵まれていなかった川口は、「麒麟がくる」の熱演をきっかけに好感度が爆上がり、CM女王に上り詰めた。白石もこれまで多くのドラマや映画に出演し、女優としての潜在能力は高いもののナゼかはじけてこなかった。
そんな2人が、降板理由は違うものの、急きょ大河ドラマの代役に抜擢されるというプロセスを、女優として共通したファクターと指摘する関係者が多いというわけだ。
白石のブレークを断言する芸能関係者がさらに強調するのは、代役に発表された5月22日以降の、彼女を取り巻く空気感の変化である。
まず佐藤健(36)と小芝風花(28)のダブル主演で、“親友(小芝)の夫を奪う”役を演じ高評価を得た「私の夫と結婚して」(Amazon Prime Video)は、配信開始の6月27日から30日以内の、日本国内視聴者数歴代1位を記録した。また9月には、「世界陸上」とタイアップした形で制作された森永製菓の「inブランド」の新CM「inブランド FOR THE WIN」編で、観客に交じりスタンド席から応援歌を歌う姿が「輝く瞳で応援歌を歌うあの娘は誰?」と、話題にもなっていた。
■礼儀正しくスタッフ受けも抜群
川口は代役出演後に好感度を一気に高めたが、白石も既にその予兆は感じられる。「豊臣兄弟!」がさらに背中を押すだろうとみられているのだ。
「収録中も実に礼儀正しく、スタッフへの対応や受けも抜群にいいですよ。所作や立ち居振る舞いも、これが初めての時代劇とは思えないぐらい勘がいい。スタッフの間ではもう“朝の連続テレビ小説のヒロインも見えた”なんて話も出ているほどです」(NHK関係者)
もはや大ブレークへまっしぐらの白石だが、実はこんな声が密かに囁かれてもいる。
「代役の選考プロセスが神がかっていましたね。永野の降板発表が5月19日で、白石の代役決定発表はそのわずか3日後。川口の時は代役決定発表までに数週間かかったのに、それよりも早かった。さらに白石が今の所属事務所に移籍したのは、永野降板発表の8日前というタイミング。“凄い運を味方に付けた、持ってる女優”としか言いようがありませんよ」(ベテラン芸能マネジャー)
白石は、平均視聴率が8%台半ばまで落ち込んだ大河ドラマを救う女神になれるのか。
(芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)
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