「嵐」出演は絶望的か…今年も“目玉不足”で崖っぷち NHK紅白歌合戦の正念場
12月6日夕方、東京・渋谷のNHK放送センター内に衝撃が走ったという。
STARTO社が年末恒例だった「カウントダウンコンサート(カウコン)」を3年ぶりに復活させると発表。Snow Manら12組の出演が決まったが、そこにNHKが喉から手が出るほど欲しがっている「嵐」の名前は見当たらなかった。
「嵐は身内の晴れ舞台ですら辞退したということです。そんな嵐がNHKのステージにだけ立つなんて道理はない。これまでNHKが水面下で画策してきた『嵐の紅白サプライズ出場』というシナリオは、崩壊したという見方が強い」(音楽番組関係者)
そもそも今年の紅白歌合戦は、白組の出場者が紅組より「3枠」も少ない異常事態となっていたが、つい最近になって2組の出場が発表された。
「朝ドラ『あんぱん』の主題歌を歌ったRADWIMPSと、若手視聴者に絶大な人気を誇るSixTONESです。問題は残る“最後の1枠”ですよ。NHKとしてはここを嵐で埋めたいといまも一縷(いちる)の望みを抱いて、交渉を続けているようですが……」(前同)
NHKとしては、ここを活動休止中の嵐で埋め、低迷する番組視聴率を一気にV字回復させる腹積もりだったという。いずれにせよ出場の可能性は限りなく低くなってしまった今、紅白関係のスタッフは肩を落としているという。民放編成関係者はこう話す。
「ここ数年ずっとそうですが、“国民的な人気歌手”が出にくくなり、目玉不在は否めません。今年は、“国民的アイドル”だった『AKB48』の現役メンバーに加え、前田敦子・高橋みなみ・小嶋陽菜・板野友美・峯岸みなみ・大島優子・柏木由紀・指原莉乃ら全盛期のメンバーも出演しますが、パンチ不足は否めない。かつて日本人の半分が視聴していた紅白歌合戦にしては、あまりに寂しい凋落ぶりです。年々、視聴率が下がり続ける中、嵐が本当に出場しないなら、紅白の視聴率ワースト記録更新はまず避けられないでしょう」
この窮地をNHK局内で虎視眈々と眺めている勢力が報道局だという。
「彼らは以前から、紅白の巨額制作費を問題視し、『質の高い報道特番に予算を回せ』と突き上げていた。今回、さらに視聴率も取れない場合、報道局による巻き返しが起きる可能性は否めない。さらに来年以降の放送時間の短縮、あるいは番組そのもののリストラ案が役員会で提案される可能性さえある。紅白は最低でも10億円はかかってしまう。報道はこの予算を狙っているわけです」(NHK関係者)
さらにジェンダーレスが叫ばれる令和の時代に、男女で紅白に分かれて勝敗を競うスタイル自体が「時代錯誤」との批判も局内外で根強いようだ。
「伝統という名の看板も数字が取れなければ単なる遺物。これまでは何とか騙し騙しできたわけです。でも視聴率が20%を切るような時は間違いなく緊急事態です」(前出の民放編成関係者)
「嵐のサプライズ出演」という最後の望みを絶たれつつあるNHK紅白、これまで以上に崖っぷちに立たされているようだ。
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