イケメンナルシスト俳優との恋でボロボロに…30代OLの告白#1

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2021-04-09 07:11
投稿日:2021-03-12 07:00
 気がついたら落ちているのが「恋」である。それが結婚願望を持つ女性なら、そして、その相手が誰もが魅力的だと感じる長身イケメンの俳優だったらなおのこと、周囲が見えなくなっても不思議はありません。
 今回、インタビューに答えてくれたR子さん(31歳独身・不動産勤務・実家暮らし)もその一人です。しかし、彼女が経験した“現実”は予想外の出来事の連続でした――。

きっかけはSNS

彼はイケメン俳優(写真:iStock)
彼はイケメン俳優 (写真:iStock)

 今回は、イケメンナルシストな俳優の彼・Oさん(36歳)に振り回され、心身が疲弊してボロボロになった彼女に取材してみました。

――イケメン俳優・Oさんとの出会いから教えてください

「SNSです。以前からチョイ役でテレビに出ていた彼をフォローすると、翌日フォローバックされて。あまりに嬉しくて舞い上がっていたら、DMで『フォローありがとう』とメールが来ました。

 彼は俗にいう『イケメンだけど売れない俳優』の部類ですが、そんなことは関係ない。

 今までテレビを通してしか見られなかった彼と直接連絡を取っている事実に、とにかく幸せいっぱいでした」

――憧れの俳優Oさんと付き合うことになった経緯をお聞かせください。

「彼からは毎晩、23時くらいにLINEが来るようになりました。私のインスタを見てくれたようで、『R子ちゃんは、スリムだよね』『水着の写真、素敵だよ』とか、『今日はドラマの撮影だったんだ』などと他愛のない話からです。

 私がLINE電話で話そうと提案すると、『ごめん、住んでいるマンションが事務所の寮で、同室に後輩俳優もいるからメールのみで』と返信が来たんです。

 今考えれば怪しさ満載ですが、彼に嫌われたくない一心で、従いました。すると、彼は『まだリアルに会ってないけれど、Rちゃんの顔、めちゃくちゃタイプなんだ』などと、とにかく褒められ続けて――。

 元カレとは半年前に別れたので、のめり込みましたね。私、芸能人とメールしてるって……。でも、徐々に彼に対して違和感を覚えてきたんです」

違和感を抱くもときめきには勝てず

上から目線の発言が目立つように(写真:iStock)
上から目線の発言が目立つように (写真:iStock)

――詳しく教えてください

「はい、ちょっとこの人、ズレてるなと思ったのは、ある時LINEで

『僕はね、デブとブスが大嫌いなんだ。自分の体型を管理できない人間は時間を守らないし、約束も平気で破る。その点、R子ちゃんはスリムだから、自己管理ができる子だよね。エキゾチックな顔立ちも僕好み。身長185センチの僕にふさわしいルックスだよ』

 と、いきなり上から目線で来たことです。

 好みと言ってくれたのは嬉しいのですが、デブやブスなどひどい言い方をするなあと思いましたね。芸能人だからこんな感覚なのかな……と思いつつ、彼に嫌われたくない一心で『そうだよね』『嬉しい』などと、肯定し続けましたよ。

 やがて、彼は一方的に自慢話をするようになりました」

――続けてください

「はい、『僕は子供のころから、親戚中にカッコいいと言われ続けていた』とか、『外出したら、必ずスカウトされてた』などはまだ許せたとして、『大学時代には、7名の女と同時進行で付き合ったんだ。

 ナンパも、狙った女の目をじっと見て『二人でゆっくりしない?』とニッコリ笑えば、たいていの女はそのままラブホに直行だったよ』などと言うようになって……。

 その時点で、私も関係を断ち切ればよかったんですが、好きと言う気持ちは抑えられず……。それに、彼がチョイ役で出演したドラマを見ると『やっぱりカッコいいな』とトキめいてしまって……」

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「寝た?明日まったり甘えてもいい?」彼の妄想を誘う極甘LINE3選
 お出かけデートも楽しいですが、家で彼氏とまったりイチャイチャしたい日もありますよね。もちろん、そのまま家に行くのでもい...
恋バナ調査隊 2024-03-31 06:00 ラブ
不倫の清算を迫られた39歳既婚男の叫び「俺を捨てるならカネも返して」
「冷酷と激情のあいだvol.188〜女性編〜」では、1年以上不倫関係にあったマサシさん(39歳・仮名)との関係を清算した...
並木まき 2024-03-30 19:09 ラブ
卑怯者!不倫清算→月3万円のお手当返済を迫られた35歳シンママの怒り
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-03-30 06:00 ラブ
大谷翔平の新妻は元バスケ選手…“同業者”の結婚、メリットとデメリット
 人生を共にする結婚相手を決める時、価値観やルックス、収入などいろいろな角度からどんな結婚生活になるのかを想像しますよね...
恋バナ調査隊 2024-03-30 06:00 ラブ
性行為が苦手な理由4選 彼を好きな気持ちと“別物”なのは仕方がない
 好きな人との性交で「愛されてる」と幸せを実感する女性は多いですよね。しかし、その一方で性交を苦手とする人もいます。 ...
恋バナ調査隊 2024-03-30 06:00 ラブ
アラサーアラフォー女が年下彼氏に冷めた瞬間 可愛いと思ったけど無理!
 恋愛に年齢は関係ないといわれますが、あなたが男性に自分以上の経験値や頼りがいを求めるのであれば、年下だと物足りなく感じ...
恋バナ調査隊 2024-03-29 06:00 ラブ
子供の前で夫婦喧嘩を始めてしまった…どんな悪影響がある?
 愛し合って結婚しても、違う環境で育った二人です。時には、価値観の相違から夫婦喧嘩をする日もありますよね。でも子供の前で...
転職したいママ必見! 面倒くさい夫の理解を得る方法とベストタイミング
 共働き夫婦が多い現代、生活スタイルの変化に対応するためや、スキルアップを目指して女性が転職を考えることも少なくありませ...
恋バナ調査隊 2024-03-28 06:00 ラブ
超絶依存の恋愛モンスターが離婚せず、結婚15年を迎えた自己分析は…
 私事で恐縮ですが、先日結婚記念日を迎えました。早いもので、結婚生活も15年目に突入です。  結婚が決まった時、様々な...
40代彼女の「ここが嫌」を大告白! 僕たちが冷めた6つの瞬間
 今回は、40代の彼女がいた男性から“冷めた瞬間”について話してもらいました。  40代といえば包容力あふれる大人のオ...
恋バナ調査隊 2024-03-27 06:00 ラブ
車大好き男のうざいエピソード集 万年金欠、助手席で口まで出してくる!
 車好きの男性は多いですが、そんな男性を彼氏にすると厄介な出来事が起こることも…。「マジでうざい!」と幻滅する女性も少な...
恋バナ調査隊 2024-03-27 06:00 ラブ
彼女とセックスレスなんだ…ワンチャン狙い?男友達の床事情に隠れた本音
 男友達から「彼女とセックスレスなんだ」と相談されたら、あなたはどんな反応をするでしょうか?  信頼している男友達だと...
恋バナ調査隊 2024-03-26 06:00 ラブ
「星の瞳のシルエット」に恋した中学生…48歳で男を知るこじらせの根源
 パートナーなしの50歳独女ライター、mirae.(みれ)です。2年前の48歳まで性体験がなかったよもやま話を綴っていま...
mirae.(みれ) 2024-03-25 06:00 ラブ
「女が追う恋愛」ってどう思う?男性が意外な本音をコクハク
 よく「女が追う恋愛はうまくいかない」とか「男には追わせるべき」なんて恋愛テクを耳にしますが、いったいなぜなのか理由まで...
恋バナ調査隊 2024-03-24 06:00 ラブ
大谷翔平が母親似の真美子さんを妻に選んだ必然…夫婦仲も長続きする説
 思いがけない“一平ちゃんショック”でドジャース大谷翔平(29)の身辺がめちゃくちゃ騒がしいが、妻・真美子さん(27)の...
「俺不幸っス」と嘆きヒモ生活 勤労意欲ゼロ男が妻に内緒で企むUターン
「冷酷と激情のあいだvol.187〜女性編〜」では、事実婚7年目になった夫・ユウタさん(46歳・仮名)が、不整脈の診断を...
並木まき 2024-03-23 06:00 ラブ