家のシンボルツリーに…純白で美しい雪の枝「ユキヤナギ」

斑目茂美 開運花師
更新日:2021-03-24 06:00
投稿日:2021-03-24 06:00

シンボルツリーに何を植えるべきか

春の庭先を彩るシンボルツリー (写真 Aribaba)
春の庭先を彩るシンボルツリー  (写真 Aribaba)

 仏教も神道も、どちらも代々総代を受け継ぐほど信心深い我が実家。一日三回必ずお仏壇に向かって「りん」をチンチン鳴らし、一心不乱に手を合わせていた祖父と父を見て育ったものの、末裔の兄とワタクシのおバカ兄妹は、今ではすっかりその真逆を行く手前勝手な人生を送っております。

 そんなワタクシの父の話で恐縮ではございますが……、彼の仕事の関係で、地元では有名ないわゆる“宗教家”の方と知り合いになったのでございます。

 凡人には見ることができない「あなたの知らない世界」に興味があったワタクシの父。なぜか、その宗教家は父と懇意にしてくださり、

「君の家には、昔埋められた井戸が三つあるのでなんとかせい!」

「君の本名は、子供たちが将来君を見捨てて出て行ってしまうから戒名せい!」

 など、我々の理解を超えた「ワタクシの実家にふりかかる災いの回避方法」について、事あるごとに父に教えてくださっていたよう。そして、ワタクシの父は言われるたびにあたふたしながら、トラブルシューティングをしておりました。

 そんなオモシロお告げの中でも、「家の入口にある木について」が秀逸。

「君の家の入口横にある禍々しい木が、幸せが入ってくるのを阻んでいる。」

 その宗教家は、なぜか遠隔で見える我がご先祖様が植えたシンボルツリーが禍々しいとおっしゃる……。父が速攻でその「妖木」をぶった斬ったことは言うまでもなく、「土俵入りの相撲取り」なみの塩と「華厳の滝」なみの酒で毎朝お清めをしておりました。

 事あるごとに思い出す、今は亡き父の「家族を守るための不思議なルーティンワーク」。滑稽だけど、「なんとか幸せにしてあげたい」という家族愛に溢れておりました。

シンボルツリーに何を植えるべきか

 時折、こんな案件で、猫店長「さぶ」率いる我が花屋にご来店なさる方がいらっしゃいます。

 花が咲くものはアリかナシか、実物か、流行や手入れの簡単さを重視するか、など、選ぶ条件は人それぞれ。

 大切なお家の外見の印象だけでなく「風水」といった観点からも、シンボルツリーの選択肢は一つでも多いほうが良いように思うワタクシでございます。

 そんなお悩みをお持ちのアナタに、一つのご提案としてお話させていただきたく存じます。

 今回は「しなやかに揺れる枝が穢を払う ユキヤナギ」の解説でございます。

斑目茂美
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開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

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