マリエの紳助告発に触れたが…松本人志の“切り込み”に不満も

コクハク編集部
更新日:2021-04-13 06:06
投稿日:2021-04-13 06:00
いつもは舌鋒鋭い松本人志(C)コクハク
いつもは舌鋒鋭い松本人志 (C)コクハク

「ダウンタウン」の松本人志(57)について、その切り込み方が甘かったのでは、と一部視聴者の間で不満がくすぶっている。事の発端は、4月11日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)での一コマだ。

 松本は、パネリストとしてゲスト出演した「シソンヌ」長谷川忍(42)の「ズバズバ行かせていただきます」という発言を受ける形で、「ちょっとマリエさんについて」とすかさずパス。長谷川は動揺しつつ「一回、考えさせていただいていいですか?」と返すのが精いっぱいで、スタジオは爆笑に包まれたのだった。

 周知の通り、マリエ(33)は4月4日に行ったインスタライブで、18歳の時に元お笑い芸人の島田紳助氏(65)から「枕営業」を要求されたと主張し、大きな騒ぎになっている。

 視聴者からは「最初からぶっこんできたw さすが松ちゃん」といった称賛が相次ぐ一方、「『松本はこの件スルーかよ』って声への言い訳として触れただけに感じた」「さすがにきっちり触れるのは難しいでしょうね」なんて声も上がってしまったのだ。

 松本といえば、昨年11月の同番組で、当時不倫が報じられていた歌手の近藤真彦(56)に言及。他のテレビ番組が不倫報道に触れないことについて「モヤモヤする」と漏らし、「スルーされて一番損してるのはジャニーズ事務所さん」「もっと平等に扱うべきなんですよ」と苦言。視聴者から喝采を浴びていた。

 こうした松本の普段の姿勢と比べ、今回は“切り込みが甘かった”という指摘が上がってしまったわけだが、それも無理からぬ話かもしれない。というのも、松本は渦中の島田氏とは切っても切れない関係にあるからだ。

 松本と島田氏は、2000年10月に放送開始した日本テレビ系の深夜番組「松本紳助」(その後「松紳」に改題し、06年3月まで放送)で共演。昵懇の間柄と言われた2人の忌憚のないトークが話題となり、双方のファンから高い評価を集める番組となっていた。

 04年10月に島田氏が女性マネジャーへの暴行事件で芸能活動を自粛していた際には、松本は番組を打ち切ったり放送休止にすることなく、吉本芸人をゲストとして呼んで放送を続行させ、島田氏が芸能活動を再開するとすぐに呼び戻すなど、その盟友ぶりが視聴者に伝わったものだった。

 さらに、昨年1月に放送された「ワイドナショー」では、タレントのmisono(36)のYouTubeチャンネルに登場した島田氏が話題になり、松本は「単純にこんなことが許されるのなら、僕と一緒に(番組を)やってほしい」「YouTubeじゃなくても普通にやりたい」と、芸能界とテレビへの復帰を熱望するトークを繰り広げていたのだ。

 こうした経緯があるだけに、今回は一部視聴者に見透かされ、“松本の切り込みが甘い”と不満を持たれてしまったのかもしれない。

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