法律婚から事実婚へ…結婚関係の格下げを提案された夫の狼狽

並木まき ライター・エディター
更新日:2021-05-01 06:22
投稿日:2021-05-01 06:00
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、法律婚をしていた妻から「事実婚」への変更を提案され、どうしても受け入れられなかった男性の決意をお届けします。

コロナ禍で夫婦の関係がさらに悪化

事実婚にしたいって…どういうことだよ(写真:iStock)
事実婚にしたいって…どういうことだよ (写真:iStock)

 Mさんは40代後半にさしかかったフリーランスとして働く男性。30代で一度離婚を経験し、バツイチ同士の再婚で妻のIさんと結婚しました。

 最初の1年間は順調に結婚生活を送っていたものの、2年目を迎えたあたりから、妻とのあいだに不協和音が生じ始めたと言います。

「妻は経営者で、スタッフを20人ほど雇っていました。僕は技術職のフリーランスで、法人組織にはしていません。

 共働きで子どもがいなかったので、生活はかなり裕福なほうだったと思います。コロナ禍になる前は、お互いに平日は飲み会続きでしたし、週末も外食したりプチ旅行に行ったりしていました。

 だけど、コロナ禍になって一緒にいる時間が増えたからですかね、2年目くらいからなんとなく感じていた夫婦間の不協和音が、ここ1年でさらに悪化し、妻からいきなり『結婚関係のランクを下げたい。法律婚を解消して、事実婚にできないか』と提案されたんです」

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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