「猫の誤飲」疑惑!病院に行くべき?お家でできる確認法は?

コクリコ 編集者
更新日:2021-05-16 14:25
投稿日:2021-05-09 06:00

2匹とも紐が好き♡

(イラスト:あも)
(イラスト:あも)

 さて、わが家のおてんば猫・虹ちゃんですが、クローゼット閉じ込め以外にも何度も事件や事故を起こしています。

 うちの猫は2匹とも紐が好きで、紐状のおもちゃはもちろん、私のパーカーの紐、いただきもののお菓子についているリボン、ブラ紐にまで興奮してしまうほど。ドラえもんみたいなぐーの手(前脚だけど)で紐をちょいちょいとたぐり寄せて遊ぶ姿がかわいらしく、「ほーら紐だよー」としょちゅう目の前にぶら下げて遊んであげています。

 2匹が生後10カ月のことでしょうか。私は喉が弱いため、冬場の乾燥がひどい時期はマスクをして寝ることが多いのですが、ある朝起きるとマスクがベッドの下に転がっており、なんとそのマスクのゴムを天ちゃんがクチャクチャと噛んでいるではありませんか! 血相を変えてマスクを取り上げるも、天ちゃんはマスクからゴムを噛み切り「んぐんぐ」と飲み込んでしまいました。

“うんちょす”をすみずみまで確認

 病院に行くべきか? 〈猫の誤飲〉とすぐにネットで調べると、「飲み込んだけど“うんちょす”に混じって出てきました」という体験談が多かったので、とりあえず様子を見ることに。

〈ご飯は食べているか〉、〈吐いてはないか〉、〈元気はあるか〉を観察し、“うんちょす”をするたびにゴム手袋をしてすみずみまでチェック。2日後、無事に白いゴムが出てきました。長さは10センチ弱でしょうか。細いゴムでよかった……。

 その2週間後の朝。虹ちゃんが嘔吐しました。猫はよく吐く生き物といいますが、虹ちゃんに関してはこのときが“猫生”初かと思います。そして普段は食欲旺盛な虹ちゃんがフードを食べない。大好きなちゅ~るもほんのひと口舐めただけで寝てしまいました。元気がない。

未消化のフードを大量嘔吐…これはやばい!

エコーの結果は…(写真:iStock)
エコーの結果は… (写真:iStock)

 うーん、ひょっとすると私の見ていないところで虹ちゃんもなにか飲んだのかな? でも天ちゃんは“うんちょす”から出てきたし、もうちょっと様子見してもいいのかな……。と思っていると、再び嘔吐。今度は未消化のフードを大量に吐きました。

 これはやばいかも! と動物病院に連れていき、エコーを撮ってもらうと、

「胃になにか影のようなものが写っているような気がするけど、はっきり異物があるとは断定できない。形状もわからない。金属でなければエコーにははっきりとは写らないから……でも僕のカンではなにか異物を飲んでいる気がする」

 と獣医さんが言います。心当たりはないかと聞かれるので、「ちょっと前にもう1匹の猫がマスクのゴムを飲んだのだけど、マスクのゴムということはありますか?」「うーん、もし異物ならもっと大きなものの気がします」「ねずみのおもちゃってことはありますか?」「さすがに丸飲みできないよね」。先生と話しながら考えます。

フェルト紐のおもちゃが…

 まさか。まさか!

 そう。数日前に紐のおもちゃで遊んでいたところ、なんとなくそのおもちゃが短くなっている気がしたのです。そもそも長さは1メートルくらいあったので、気のせいかなと思っていたのですが……。先生にフェルト紐のおもちゃかもしれないと伝えると「とりあえず持ってきて」とのこと。

コクリコ
記事一覧
編集者
実用書の編集者(社畜)。アラフォー未婚のがんサバイバー2年生(進級しました!)。2018年、子宮頸がんにて広汎子宮全摘出術を受ける。現在ホルモン補充療法をしながら経過観察中。SNSをパトロールするのが趣味。“Twitter探偵”とも呼ばれる。でも幸せになりたい。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


メンタル限界!子なし夫婦の帰省が憂鬱すぎる件、回避策は?
 子なし夫婦にとって、お正月や夏休みの長期休暇に実家に帰省するかどうかは悩みの種ですよね。なぜなら、子なし夫婦には実家に...
要警戒!「40代地雷女」の5大特徴 人の振り見て我が振り直せ
「地雷女」という言葉を耳にすると、地雷系ファッションをして歌〇伎町付近にたむろしているメンヘラな若い女性を思い浮かべるか...
一般家庭でも“お抱え占い師”がいる!占いを信じる台湾人、旅で試すなら?
 突然ですが、あなたは占い師のお告げって、信じてしまいますか?  2年ほど台湾に住んでいた筆者が、とてもびっくりし...
2024-03-14 06:00 ライフスタイル
「大きくなぁれ」ほわほわかわいい“たまたま”の成長を祈る
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
目からウロコ!白菜、大根、ブロッコリーも菜の花になるの?
 猫店長「さぶ」率いる愛すべき我がお花屋は、神奈川のカントリー風情たっぷりな立地にあります。  そんな土地柄なので、春...
「人はひとり」だからこそ「みんな」が楽しいんだろうね
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
シンママのお泊り出張事情 子どもの世話どうする問題に5つの選択肢
 夫がおらず、一人で働きながら子育てをするシンママ。でも、職種によっては、お泊まり出張が入ることもあります。そんな時、世...
初の顔出し告白!1日最高40万円稼ぐ 格闘技好きギャラ飲み女子の私生活
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
カメラマンの執念の1枚! 完璧な見返りポーズの“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
上州の春、いいね。
 青空に染まり流れる利根川。  彼方には赤城山を望む。  まだまだ冷たい上州の春の空気の中、走る自転車はとて...
大谷翔平選手の出身地「姉体(あねたい)」の由来は?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ほっこり癒し漫画/第69回「ブンブンブン イェ キバタン」
【連載第69回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
ハンカチ貸しただけで?いちいち細かいお礼LINEが面倒くさい
 誰かにお礼をされて嫌な気持ちになる人は、あまりいないですよね。  でも、お礼を大切にする人の中には、些細なことで...
既婚の女友達「37のおばさん」マウント&失礼の破壊力…少し気遣って。
 天然で言っているのか、それとも意味を持たせて言っているのか分からない“失礼なLINE”が送られてきた経験はありませんか...
うるさーい! 兄弟喧嘩にキレる前にママにできる対処法3つ
 子育て中に親を悩ませるのが「兄弟喧嘩」です。仲良い時があると思ったら、数分後には取っ組み合いの喧嘩をしている…。ただで...
同棲する男の熱愛報道 週刊誌へのタレ込みを画策する裏切られたワタシ
 34歳の真弓は若手映画監督のマサキ(34)と交際している派遣社員。交際は10年以上、マサキとの結婚を夢見ている真弓だが...