カレー粉がなければ塩コショウ多めで
「多くのご家庭で冷蔵庫にある野菜はじゃがいも、タマネギですよね。後はピーマンにカレー粉。これらはお店にもいつもあります。１０分もあれば作れます」（佐藤慎太郎さん）
ほぼ定番簡単料理のじゃがバターですが、カレー粉を足すと雰囲気も変わります。
「カレー粉がご自宅になければ塩コショウを多めにして同じ要領で炒めれば大丈夫です」
タマネギは薄く、ピーマンが細くスライスされていて、そこはかとなく上品。簡単料理ですが、そこがワザでしょうか。ベーコンは厚めにこだわるとおいしいそうです。
材料
２人前じゃがいも １個
厚切りベーコン ３０グラム
タマネギ １／６個
ピーマン ２分の１個
カレー粉 大さじ１
塩コショウ 少々
バター ２０グラム
レシピ
（１）じゃがいもを茹でて火が通ったら皮をむき、包丁で２センチ角程度に粗く切る
（２）タマネギを薄くスライス、ピーマンは千切りにする
（３）フライパンにバターを入れて溶けたら、２センチほどに切ったベーコンを入れて炒める
（４）ベーコンに火が通ったら、タマネギ、ピーマンを入れて炒める
（５）４の野菜に火が通ったら、じゃがいもとカレー粉を入れて混ぜ、塩コショウで味付けしたら完成
本日のダンツマ達人…佐藤慎太郎さん
▽佐藤慎太郎（さとう・しんたろう）
１９７１年、東京都生まれ。大学卒業後、父が経営する樽一へ入社。樽一の２代目として３０年以上ホール業務を担当。創業者である父の佐藤孝氏は宮城県東松島市出身。幼少期には捕鯨船の船長に憧れる。大学卒業後、鯨類研究所に勤務。その後、転職を重ね、６８年、高田馬場に７坪の樽一を開店。現在創業５３年を迎え、先代の掲げた「鯨の食文化を次の世代へ」との志を伝えるべく現在に至る。
▽樽一（たるいち）
鯨料理と三陸料理、宮城の「浦霞」が名物。「浦霞」に惚れ込んだ先代が蔵元に直談判して創業。先代の口癖は「浦霞あっての樽一」。その言葉の通り、樽一限定の浦霞が多数並んでいる。自家製ベーコン、竜田揚げ、ハリハリ鍋が人気。昨年、大塚三浦屋と経営合併し専門店の本格的なウナギやスッポンも提供している。コロナ禍でなかなか足を運べない方のために通販サイトで自慢の鯨メニューはもちろん、自宅で楽しめる豊富なおつまみセットも取り揃えている。東京都新宿区歌舞伎町１―２―９ 地下１階
（日刊ゲンダイ2021年6月4日付記事を再編集）
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