子どもに会いたい…面会権を定めたのに娘に会えず苦しむ男性

並木まき ライター・エディター
更新日:2021-12-11 06:00
投稿日:2021-12-11 06:00
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、離婚した妻のもとで養育されている娘に、取り決め通りに会えない男の苛立ちをお届けします。

なぜ娘に会えないのか

娘の親権は前妻に(写真:iStock)
娘の親権は前妻に (写真:iStock)

 智史さん(仮名・38歳男性)は、前妻と1年前に離婚しました。娘は前妻のもとで養育されていて、智史さんは毎月、離婚の際に定めた養育費を支払っています。

「離婚の際に、養育費などと一緒に娘との面会についても取り決めをしました。娘が18歳になるまでは、僕が会いたいと思ったときに月に2回まで面会するという内容で、もちろん娘の意思を尊重する形にして、もしも娘が思春期などを理由に父親に会いたくなければ、そういうときには話し合いで解決しようとなっています。

 娘は今、3歳です。離婚して最初のうちは、取り決め通りに面会ができていたのですが、ここ2カ月は面会の申し入れをしても、前妻から『今回は無理』とだけ返事が返ってきて、娘に会えない理由もよくわからないまま面会ができていません。

 コロナ禍ってこともあるので、体調の不安もあるのかなって様子見をしていましたが、理由も告げずに4回連続で『無理』と言われて。そろそろ娘に会いたいのに叶わないので、苛立ちが募っています」

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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