広末涼子“今でも需要”は「脇役でもコツコツ出演」の賜物

コクハク編集部
更新日:2022-05-20 06:00
投稿日:2022-05-20 06:00
そもそもかわいくって…(C)日刊ゲンダイ
そもそもかわいくって… (C)日刊ゲンダイ

 女優の広末涼子(41)が、5月いっぱいで自身のインスタグラムのアカウント閉鎖を発表した。4月14日に初のエッセー本「ヒロスエの思考地図 しあわせのかたち」を発売、そのPR活動の一環で開設したが、フォロワーは6.9万人もいて訴求力は絶大。肩を出したセクシーショットもアップしている。

 広末は連日のようにメディアも“ジャック”中。今月18日放送の「ホンマでっか!? TV」(フジテレビ系)にゲスト出演した際は「効率を求めすぎる女たち」をテーマに、3人の子持ちの母親として生活習慣や夫との関係などを語った。

SNSでは嫉妬交じりの声も…

 SNSでは〈なぜ今でも需要があるのが不思議〉〈見た目だけは一応透明感保っているので外見で得しているタイプですよね〉〈なんか色々な事を噂されても清純派なのだから色々凄い人〉などと嫉妬も交じった批判的な声も多いが、中には〈話し方が甘ったるく苦手だったのですが、最近バラエティーとかで、みると、意外にメンタル強いしたくましい〉とデビュー当時よりも好感度が上がったと評価する人もいる。

 女優としては、6月公開予定の映画「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」、11月公開予定の「あちらにいる鬼」が控えているが、いずれも主演ではない。近年はテレビドラマでも、脇役や単発での出演が中心だが、どうやらこの方向性が“吉”らしい。

数々のスキャンダルがあってこその今

スタイルも申し分なくて…(C)日刊ゲンダイ
スタイルも申し分なくて… (C)日刊ゲンダイ

 芸能リポーターの川内天子氏が言う。

「広末さんは10代のデビュー当時からずっと主演クラスでした。しかし、アイドルかつ女優のポジションでブームを巻き起こしながら、早稲田大学への不正入試疑惑も含めた入学騒動やドラマ収録中の問題行動が報じられ、熱愛、離婚再婚などあらゆるスキャンダルを経験しています。でも、これが良かった。世間のイメージも“いい子”ではなくなり、役の幅も広がったと思います。ノースキャンダルの女優さんは40歳くらいまで主演で仕事が続きますが、年を重ねるごとに役柄の方向性が見い出せなくなるケースも珍しくない。その点、広末さんはネームバリューがあるのに、2番手、3番手のポジションでのオファーもOK。キャスティングもしやすいというわけです」

“ママ女優”の先駆け的存在

この笑顔だもの(C)日刊ゲンダイ
この笑顔だもの (C)日刊ゲンダイ

 近年は、北川景子(35)、石原さとみ(35)、蒼井優(36)のように“ママ女優”が注目される時代だが、人気絶頂で3人の子育てをしてきた広末はその先駆けでもある。

「20代前半までは“雲の上の人”でしたが、現在はバラエティー番組で母親としてのエピソードも語っています。最近は女優さんも手の届かない存在より、身近なタイプが重宝されます。コメンテーターも子持ちの起用が多いですし、“ママ女優”はドラマなどを見ている子育て世代の女性の共感を得やすく好感度に繋がりやすい。それでいて透明感とかわいらしさが健在ですから、息の長い活動ができるでしょう」(前出の川内天子氏)

 インスタでは「おかげさまで重版が決定しました!」と報告。本も売れて、絶好調のようだ。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


タナケン「業界」発言に違和感 喜劇界でも演劇界でもないワードチョイス
 タナケン(生瀬勝久)が入院したと聞き、山下(近藤芳正)とスズ子(趣里)は、タナケンの見舞いに行くことにする。  ...
桧山珠美 2024-02-27 15:05 エンタメ
NHKさん、スーパー家政婦・大野さんのレシピ本出版のご予定は?
 大野(木野花)が家政婦としてスズ子(趣里)の家に来て半年、愛子(小野美音)はニンジンを食べられずにスズ子を困らせていた...
桧山珠美 2024-02-26 16:00 エンタメ
芦田愛菜が少し嫌いになりそう…「さよならマエストロ」本筋以外が楽しみ
 イケメンの息子はやっぱりイケメンです。TBS日曜劇場「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」を見ながら、確信...
恐るべし、大野さん! おてんば愛子を“瞬殺教育”、白い割烹着は信頼の証
 茨田りつ子(菊地凛子)の紹介で、大野晶子(木野花)がスズ子(趣里)の家政婦として働くことになる。  この日のスズ...
桧山珠美 2024-02-24 13:55 エンタメ
錦戸亮“主演抹消過去”もバネに復活!山ピー、平野ら民放地上波で続々躍動
 2月23日、「不適切にもほどがある!」(TBS系、以下「ふてほど」)に錦戸亮(39)がゲストで登場し、大反響を巻き起こ...
こじらぶ 2024-02-24 16:04 エンタメ
痛快すぎるりつ子のひと言、“眼鏡会計ババア”でざわつかせた女優登場!
 スズ子(趣里)は、羽鳥善一(草彅剛)に新曲にはブギの歌を書いてほしいとお願いする。  はじめは、ブギが続けば面白...
桧山珠美 2024-02-22 15:05 エンタメ
デカッ!急成長を遂げた2歳の愛子にびっくり、愛助さん似?
「東京ブギウギ」に続き、「ジャングル・ブギー」もヒットさせたスズ子(趣里)は、仕事に育児に大忙しの日々を送っている。 ...
桧山珠美 2024-02-19 17:00 エンタメ
「ふてほど」磯村隼斗の白ブリ姿がマッチ! 錦戸亮出演にアノ人も続く?
 あれからムッチ先輩の白ブリーフ姿が頭から離れません(笑)。ほどよく均整の取れたムッチ先輩の細マッチョな肉体に清潔感あふ...
中島健人まさかの大炎上 熱愛報道時の“友人の1人”発言が矛盾ではない訳
 Sexy Zoneからの卒業を発表している中島健人に熱愛スキャンダルが発覚し、彼の発言の矛盾を指摘する声が相次いでいま...
堺屋大地 2024-02-24 14:24 エンタメ
「キターーーー!」で思い出す目薬のCM、趣里の細体型が映えたヒョウ柄
 スズ子(趣里)は、タイ子(藤間爽子)と語り合う。夢を叶えたスズ子と、どん底にいる自分を比べると惨めで恥ずかしいというタ...
桧山珠美 2024-02-16 15:43 エンタメ
“昨日の敵は今日の友”というけれど…NHKさん、展開についていけません
 スズ子(趣里)は靴磨きの少年・達彦(蒼昴)に会いに行く。達彦にタイ子(藤間爽子)との思い出話をし、達彦からは、タイ子の...
桧山珠美 2024-02-15 16:25 エンタメ
偶然が過ぎる親友との再会、「やさぐれタイ子の8年間の謎」が気になる
 昭和23年、羽鳥善一(草彅剛)がスズ子(趣里)に送った「東京ブギウギ」は、明るいブギのリズムが人々の心をつかみ、空前の...
桧山珠美 2024-02-12 14:30 エンタメ
ムロツヨシは「男の顔は履歴書」を地で行く 伸びしろだらけのイケメン説
 先週のテレビはさながらムロツヨシ・ウィークでした。フジテレビ系「だれかtoなかい」、TBS系「日曜日の初耳学」「櫻井・...
東京ブギウギ初お披露目! 第1回冒頭のシーンとの違いは明白だった
 羽鳥善一(草彅剛)の気合が入った稽古に臨むスズ子(趣里)だが、愛子の世話をするために何度も中断することになってしまう。...
桧山珠美 2024-02-12 13:40 エンタメ
斬新な篠田麻里子様 不倫疑惑後に不倫妻を熱演→新シンママで何が悪い?
 元AKB48の神7に名を連ね、2011年リリースの「上からマリコ」なる自身の名が冠した楽曲でセンターという異例の好待遇...
堺屋大地 2024-02-09 06:00 エンタメ
無音演出で東京ブギウギおあずけ…オーラダダ漏れ!将来のスター候補登場
 羽鳥善一(草彅剛)がスズ子(趣里)のために作曲した新曲「東京ブギウギ」は、抜群の出来上がり。コロンコロンレコードでは、...
桧山珠美 2024-02-08 15:20 エンタメ