♡印を連打し手料理をねだる…セクハラ年下男に悩む女経営者

並木まき ライター・エディター
更新日:2022-06-18 06:00
投稿日:2022-06-18 06:00
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷”“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

取引先の年下経営者にうんざりしているワケ

セクハラ、ダメ、ゼッタイ(写真:iStock)
セクハラ、ダメ、ゼッタイ (写真:iStock)

 菜々さん(仮名)は40代前半で自身の会社を経営する女性。過去に離婚歴があり、現在はシングル生活を満喫しています。

 仕事ではたくさんの人と出会うそうですが、最近はそのなかのひとりの男性・神崎さん(仮名)にしつこく口説かれていて、心身ともに疲弊しているとのこと……。

「相手は5歳年下で向こうも経営者ですが、あっちは既婚者。知人の紹介で仕事を頼まれたのが出会いのきっかけですが、仕事の連絡に見せかけてセクハラ発言を繰り返すので、本気で不愉快なんです」

 神崎さんは既婚者とは言っても別居中だそうで、菜々さんからは「女性に飢えている」ようにしか見えないのだそう……。

セクハラ電話をスルーしたら、ハートだらけのLINEが

どんな気持ちでハートを連打してるんだろう(写真:iStock)
どんな気持ちでハートを連打してるんだろう (写真:iStock)

「たとえば夜遅くに電話をかけてきて、こちらが“緊急事態かも”と感じて慌てて出ると、相手は酔っ払っていて『家に遊びに行きたい』『あなたの手料理が食べたい。意地悪しないで食べさせてよ〜』とか『温泉旅行に行こう』『ゴルフに行こう』などと言い出すんです。もちろん断り続けています。

 あるアーティストの話題が出たあとには『この前のアーティストのコンサートチケットを手配したのでスケジュールあけておいて! 行かないなんて言ったら怒るよ〜』と一方的に言われ、ドン引きしました。

 別に私はそのアーティストのファンというわけでもなく雑談でたまたま話題になっただけだったのに。なんとかしてふたりきりで会いたいという感じがありありと伝わってきて怖かったですね。

 今ではこの人からの業務時間外の電話は出ないようにしていますが、LINEも交換しちゃっているので電話に出ないとLINEで連絡をしてくる。これもストレスです。

 届くLINEには、不気味なほどハートの絵文字が使われていることもあり、気持ち悪いです」

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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