「彼女は床上手」と誇張…後悔先に立たず、勘違い男の言い分

更新日：2022-12-24 06:00

投稿日：2022-12-24 06:00

「冷酷と激情のあいだvol.122〜女性編〜」では、交際中の恋人・シュンスケさん（仮名）が、自分との夜の生活について「僕の彼女は床上手だ」と触れ回っていることに不満を抱いている女性・友香さん（37歳・仮名）の怒りをお届けしました。
　それにしてもシュンスケさんはいったいなぜ、そのようなことを周りに言って回っているのでしょうか。

「床上手」発言は事実！

一目惚れなんです（写真:iStock）

「えーっと……、僕がそういうことを周りに話しているのは、事実といえば事実ですね。

　彼女のことを僕は初めて見た時から気に入っていて、いわゆる一目惚れってやつだったんです。友香さんは、初めて見た時からそれはそれは輝いていて……。

　そんな彼女に僕から猛アプローチをした末に、やっと交際を承諾してもらって今に至ります。

　夜の関係は、僕があまりソッチのほうが得意ではないのと、一目惚れの相手をいざ目の前にしたら緊張してしまってうまくできないというのがあって、半年も付き合っておきながら実は2回しかそういうことをしたことがありません。

　それに、深夜まで及ぶデートは翌日に響きますからね、彼女の生活習慣を思ってのことでもあります。

　それでも、友香さんは僕に対して文句も言いませんでしたし、まぁこのままでいいのかなって思ってはいたんですけどね」

極上の褒め言葉のつもりだったんだけど

自慢してただけなのに（写真:iStock）

　いきなりカップル間の夜の事情を重い表情で語るシュンスケさん。恋人同士の秘め事を、“嘘”をついてまで周りに話してしまうことについては「成り行きでそうなっているだけ」と言います。

「マジで成り行きです。悪気はないし、それで友香さんが怒っているなんて思いもしませんでしたね……。嫌な気持ちになっちゃっているんですかね？それは困りましたね……。

“床上手”って僕からすると極上の褒め言葉だし、彼女がそういう人だというのを周りに知ってもらいたくて、彼女のことを自慢しているだけなんですけどね……」

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並木まき

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ライター・エディター

元市議会議員・時短美容家（一般社団法人 時短美容協会・代表理事）の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎（ちみもうりょう）な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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