ラベンダーの“魔力”とは? 芳ばしい香りには厄除けの効果も

斑目茂美 開運花師
更新日:2019-06-14 15:02
投稿日:2019-06-01 06:00
今回のお花はラベンダー(C)斑目茂美
今回のお花はラベンダー (C)斑目茂美

 初夏にかけて、お花屋さんの店頭にはさまざまな種類のラベンダーの鉢が並び始めます。小さく可愛らしい花を細い茎の先にたくさんつけて、芳しい香りを辺り一面に放つ人気のお花でござんすよ。

「ラベンダー」と言えば富良野ですが、昔どうしても一度見たくて訪れた富良野は広大なラベンダー畑が紫に染まり、それはそれは見事。あの頃、途中立ち寄った富良野駅では、さだまさしの「ルル~」のあの歌が無限ループ……。

 ラベンダーソフトクリームを舐めながらうっかり聴き入ってしまったおかげで、ラベンダー畑に着く頃には頭の中ではさだまさしの「ルル~」が盛大に。見渡す限りのラベンダーの海の向こう、蜃気楼のように幼い「純」と「蛍」の幻が見えました。むせ返るほどのラベンダーの匂いに妄想を見たとした思えませんが……。

 原田知世ですら「時をかける少女」に変身しちゃうぐらいですからね。ラベンダーの香りは魔力のように絶大ですよ。

不幸を吹き飛ばす!厄除けの鍵はラベンダーが握る

ラベンダーを飾るのにベストな場所は?(写真:iStock)
ラベンダーを飾るのにベストな場所は? (写真:iStock)

 ラベンダーは古代ローマ時代にお風呂に入れていたとの話もあるのですが、ラベンダーの放つ芳しい香りは邪気払いに絶大で大変効果を発揮するのです。

 また、不眠に悩むあなた!是非、ラベンダーを寝室に置いてください。リラックス効果も期待され、魔除けの香りですから、きっと悪夢にうなされることもないでしょうな。ですが…今はせっかくのシーズンでもありますので、フレッシュなラベンダーを手に入れやすいこの時期はいっそ鉢ごと置いていただきたい場所がございますの。

仕事も人気も我が手に…ラベンダーは南に飾る!

 そもそもラベンダーの色というのは日本古来から「高貴な色」とされてきました。

 袈裟の色もそう。紫は偉いお坊さまの袈裟色でござんすよ。

 そしてラベンダーと相性の良い方角は南でござんすよ。方角なんか気にしたことなんかあるかい!というあなた!

 そんなあなたには「気」の入口、玄関に飾ることをオススメします。

「陽」の気を帯びる南の玄関でしたら仕事運も人気運も最高ですが、自宅の玄関がどっちに向いてるかなんてわからん!なんて方も多いでしょう。

 玄関は幸福運も金運も良縁運も全てはここからやってきます。

 ここに生きた「気」をまとう「生花」を飾るのが運気UPの一番の近道でござんすよ。とくにラベンダーを玄関の外や内に飾ることで邪気を払い、良い縁を引き寄せます。

 それに、高貴な色であるラベンダーを玄関に飾ることで家人の格も上げるってもんです。

 風水的に言えば、色も方角も重要なことですが、細かくみるとややこしや~。

 そんな方は……とにもかくにも、玄関は毎日キチンとお掃除をすること!これに尽きますな。

 生きた花は、種類も飾る場所も何もNGなんてものはないんです。香りも重要ポイント。特に玄関は良い香りは不可欠なのです。そういった意味でもラベンダーは最強ですな。

ドライポプリって微妙なんです…

「風水的にはドライフラワーは運気を下げるのよ」/(C)斑目茂美
「風水的にはドライフラワーは運気を下げるのよ」 /(C)斑目茂美

 風水的にいうと、どうやらドライフラワーは「死んでる花」という部分で運気を下げるとされています。ラベンダーなんぞ、一年の中で開花期間はほんの一瞬。

 ほとんどがポプリやドライフラワー、アロマオイルを楽しむ感じ……。

 しかも!昨今のドライフラワーの流行ぶりはどうですか!壁にハーブのスワッグや癒しのアロマポプリを家に飾る方のなんと多いこと!

 みんながワイワイ飾っているのに、ほんとに運気を下げるのか?なんて聞きたくもなります(笑)。

 ワタクシが思うに……ドライフラワーや造花を飾る方って、結局、お花が腐らないから面倒をみなくなってホコリをかぶっちゃうんですよね……。そんでもって運気を下げる、になるのでは?と個人的には思っております。

ぜひフレッシュなラベンダーを

 何を飾りたいかを決めるのはアナタ!大事なのはとにかくキレイにお掃除してください!ってことです。お掃除は悪い「気」も同時にゴミ箱にポイ!心の余裕もできるってもんです。

 ですが、せっかく生のラベンダーを楽しめるわずかなこの期間だけでも、ぜひお花屋さんでフレッシュなラベンダーを手に入れていただきたい!

 あなたには開運!開運!運気アップで幸せに大切な時間を過ごしていただきたい!遠いお空の向こうから、ご健闘をお祈り致しておりますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


不倫バレ。“妻の奈津と申します”に戦慄→“なに無視してんだよ”で眠れない
 あなたはこれまでに、緊張感がハンパないLINEのやりとりをした経験があるでしょうか?  今回は、不倫相手の妻や先...
「フェロモン診断」調香師が選ぶ GW旅行の疲れを癒すおすすめの香り
 もうすぐゴールデンウィーク、今年は旅行や帰省の予定を立てている人も多いのでは?  飛行機や電車での移動、長時間の...
新学期早々ピンチ! 子供の「学校に行きたくない」の最適解は?
 子供が「学校行きたくない」と言い出したら、親としてはとても不安になりますよね。理由は、いじめや人間関係、勉強の遅れや体...
黄・紫・桜♪
 春の三原色を見つました。
陽だまりでゴロゴロ♡ お日様パワーを吸収する“たまたま”君
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ほっこり癒し漫画/第71回「はふはふぴたっ」
【連載第71回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
美人局の語源に「筒」と「陰茎」
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
結婚式前夜、娘の門出を祝う「親として最後の教え」の内容に涙腺崩壊!
 入学や卒業、就職による1人暮らしなど、門出は1つの節目。嬉しい反面、どこか寂しさや不安を感じる瞬間でもありますよね。 ...
占い好きな成功者と占い好きな非成功者の違い…占いライターで一攫千金も
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
豊洲の人生勝ち組妻でも幸せじゃない?彼女が裕福と引き換えに諦めた事
 独身時代は都心に暮らしていたが、結婚を機に武蔵境に暮らし始めた千佳。しかし、郊外のこの地を愛せない。そんな時、中学の同...
「夫の駐在時にね…」なぜあのコが?田舎の同級生“玉の輿婚”に心ざわつく
 独身時代は都心に暮らし、華やかな生活をしていた千佳。しかし、結婚を機に都内から離れ、武蔵境に住み始めた。しかし、妥協し...
メガバン妻が悟ったリーマンの限界値 吉祥寺より2駅下った中古マンション
 武蔵野の自然を携えそびえる瀟洒な白亜の建物は、まるでこの場所がヨーロッパの一都市であるかのような錯覚を与えてくれる。 ...
帰ったらお風呂に…夫「沸いてるよ!子供が入ってる」危機管理能力ゼロや
 子育て中のママにとって、子供の命と健康を守るのは一番大切な使命。だからこそ、危機管理能力は嫌でも高くなります。 ...
号泣しながら「愛の讃歌」を熱唱 なぜ人はスナックでダサい姿を晒すのか
 私はこれまで多くの夜の世界を見てきましたが、スナックは本当に不思議な場所です。  完全無欠のモテ人間ほど、なぜか...
大人は「さようなら」とハッキリ言わないけど…
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
春の行楽、御朱印集めはスタンプラリーと何が違う? 作法やタブーとは
 山形県東部にある山寺(山形市)で自らの行いについて考える出来事がありました。我よ、御朱印集めがスタンプラリーと化してい...