紫陽花は憂うつな気分を吸い取る…嫁が義母に贈った意味は?

斑目茂美 開運花師
更新日:2019-06-08 06:00
投稿日:2019-06-08 06:00
 梅雨は紫陽花の季節。小さな花をたくさん集めて丸く咲く紫陽花(あじさい)は、雨に濡れると美しく輝き、憂うつなはずの重い気分も吹き飛ばしてくれるってもんでござんす。

紫陽花の活用方法を解説します

(写真:aribaba)
(写真:aribaba)

 これからの季節、ワタクシの住む神奈川でも鎌倉は紫陽花がお目当ての観光客で街は溢れかえるんでございます。

 鎌倉のお花屋さんの友人がつぶやいておりました。

「なんか、北鎌倉の駅のホームからどんどん人が湧いてくる」と。

 ワタクシも紫陽花は大好きなお花の一つでござんす。切り花であれば周年お花屋さんでは手に入りますのよ。

 秋とは全然関係ないけれど、「秋色アジサイ」なんて名前のシックにもほどがあるロマンチックな色の紫陽花は、ワタクシ、悶絶絶叫しながらアレンジや花束にバンバン使っておるんでございます。

 最近の母の日はカーネーションに次ぐ定番アイテムにもなり、種類はホントに豊富で美しい。

 そんな紫陽花マニアのワタクシに向かって、悩めるお客様からお電話が……。

お客様  「斑目さん 聞いてくださる?」

ワタクシ 「どうしました?」

お客様  「お嫁さんから母の日に紫陽花をいただきましたの」

ワタクシ 「それは素敵でござんすね」

お客様  「確か花言葉は『心変わり』でしたわね。よりによって、そんなお花をくださるなんて……私に死ねってことかしら?」

ワタクシ 「はっ!?」

お客様  「しかもラッピングは紫と青い色でございましたのよ!……私に死ねってことかしら?」

ワタクシ 「……」

 う~~ん、謎のお電話。

 そもそもアジサイは漢字でどう書きます? 紫陽花の中に高貴な色「紫」と「陽」の字が入っているではござらんか? 縁起が悪いわけがない!!

 確かに、色が移ろうことから「移り気」という花言葉もありますが、たくさんの花が固くまとまって咲くことから「一家団らん」や「団結」などの素敵な花言葉もございます。花のエネルギーは格別!であるからそれを利用したおまじないや占いもたくさん有るのでございます!

 というわけで、今回はそんな猛烈エネルギーを放つ紫陽花の活用方法を解説させていただきます。(前置きが長~い)

紫陽花はおまじないのアイテム!

(写真:aribaba)
(写真:aribaba)

金運も魔除けも血の病も、紫陽花で撃退!

 紫陽花を使ったおまじないは、飾る日の違いが地方によりさまざまですが、いずれも金運・魔除け・血の病(婦人病)のおまじないでございます。

 金運に関してはワタクシのお店でも「金運紫陽花リース」なんてものもご注文いただいてお作りしておりますのよ。

 ですが今回は「婦人病と魔除け」に効く飾り方をチェックしてくださいませ。

 飾り始める日は地方により異なりますが、6月の6のつく日、6月16日でも、26日でもいいでござんす。

(このコラムが掲載されるのは6月6日は過ぎておるからじゃ)

 肝要なのは、半紙で生の紫陽花を包み紅白の水引で結んでトイレに逆さにして吊るすこと 。これですな。

 ドライになってもそのまま飾って効力は1年間。1年後に川に流す……は無理なので「ありがとね」の御礼を言ってごみ箱に捨てましょ。

 これは婦人病の予防と年をとってからオシモのお世話にならなくてもよくなる……なんておまじないでござんす。

 も~そんなんだったら、トイレどころかワタクシ、毎日頭から吊るしっぱなしでもいいんじゃないか?と思うくらいでございます。OH!ビバ!紫陽花!!

紫陽花のお困り相談にお答えいたします

(写真:aribaba)
(写真:aribaba)

 よく聞くお困り相談ですが、

「摘んだ紫陽花は花瓶に入れてもすぐにグッタリしちゃうのね」。

 紫陽花はお水をグングン吸うことから、飾ると「悩みを吸い取ってくれる」ともいわれておるんでございます。悩みも吸い取ってくれて魔除けにもなる紫陽花はやはり、ぜひおうちに飾りたいですよね~。

 フレッシュな紫陽花を絶対に失敗しない飾り方、ございますわよ!!

 グッタリに対抗するには…いっそ水の中にズッポリ!!

 これです。

 これが一番簡単でござんす。その際ツボミは避けて。劣化が早いですからね。ちょいと深めのガラスのお皿や陶器のお皿に色とりどりの紫陽花を一輪ずつ、浮き葉のように浮かべるのも素敵。

 風水的にも、お花にはたっぷりのお水を使うことはテッパンでござんす。お部屋の中に飾れば魔除けに、お玄関に飾れば金運に……といろいろ飾るのも良いかも。毎日水換えは絶対!だけど面倒~~。

 いいえ、手を洗うついでにできることですよ。

 開運の近道は何事においても心を配ること。これでござんす。

(写真:aribaba)
(写真:aribaba)

 長~~い前置きにご紹介しました、お姑さんに紫陽花を差し上げたお嫁さん。

「まさかの本陣に魔除けを置く?」ではなくて(笑)、お義母様に婦人病予防とオシモのおまじない、一家だんらんの気持ちも込めて差し上げた、心優しいお嫁さんだとワタクシ思っておるんでございます。

 紫陽花のおまじない。実践されるあなたに効力があることを遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


ギャラ飲み収入だけで年400万円の貯金達成!元キャバ嬢が浪費しないワケ
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
【求む2期生!】頑張るシンママの収入UPをサポート☆応募して豪華プレゼントGET!
 日刊ゲンダイが運営する女性webメディア「コクハク」では、メディア制作に協力してくださる「コクハクリーダーズ第2期生」...
雪解けの水とハミングと。
 雪解けの水がすごい勢いで山からくだってくる。  流れの音に耳をすませば春の訪れを知る。  澄んだ空気を感じ...
ぽかぽか陽気♪ ノスタルジーな小道で見つけた“たまたま”君
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「立ちんぼ女子」は売春行為や街娼を指すことばではなかった
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
朝立ち、オマン湖、チンチン!普通の会話なのに下ネタかました的なLINE
 普通に会話しているだけなのに、相手からしたらどう考えても下ネタにしか聞こえない言葉ってありますよね。引きつった相手の表...
大谷の“一平ちゃん騒動”で不安 友人との金銭トラブルQ&A~弁護士解説
 ドジャースの大谷翔平(29)の専属通訳を務めていた水原一平氏(39)が、違法賭博に関与したとして球団から今月20日、電...
【スナック超入門編】どんな場所?若葉印のホステスが実感する5大特徴
 みなさんは、そもそも「スナック」がどんなところかご存知でしょうか?  キャバクラやガールズバーとは何が違うの?...
高級クラブのホステス→ギャラ飲み嬢に 面識なしで突然10万円ギフトが…
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
「正しくないこと」が「美しくない」とは限らないと知った
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
松田聖子まさかの中大法学部を卒業! 通信制の学び直しで成功する人は?
 先日、歌手の松田聖子さん(62)が中央大学法学部の通信教育過程を卒業したことが話題になりました。近頃、通信制大学で学び...
瞬き厳禁! 春到来の歓びを表現する黒“たまたま”を見逃すな
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
スタレビの名曲が聞きたい!仏教と深い関係のある「木蓮」とその仲間たち
 猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋は、ただいま卒業式や送別など春特有のイベント仕事で、いつにも増して花まみれの毎日...
“炎上常連”麻生さん級の「ルッキズム失言」していませんか?
 最近、よく耳にするのが「ルッキズム」という言葉です。政治家や芸能人が、何気なく言った一言で「ルッキズム発言だ」と叩かれ...
女の敵は女だから?忘れた頃にぼっ発する「専業主婦論争」をガチで考える
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  X(旧Twi...
職場の同僚ランチが苦痛すぎる…一人の時間を確保する4つの冴えた処世術
 業務内容へのストレスより、職場でのランチタイムが苦痛という人は多いですよね。正直、仕事で疲れているのに、休憩時間まで同...