【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

更新日:2024-11-23 17:07
投稿日:2024-11-23 17:00

 自転車で日本各地を旅するNHK-BSプレミアムの人気番組「にっぽん縦断 こころ旅」のレギュラーを13年にわたって務め、今年8月公開の満島ひかり(38)主演映画「ラストマイル」にも宅配ドライバー役で出演した俳優の火野正平さん。11月14日に75歳で亡くなったことが20日に所属事務所から公表された。

 火野さんと言えば「昭和のモテ男」「稀代のプレーボーイ」。20代の頃から数々の女優、タレント、歌手と浮き名を流してきた。

「1949年生まれの火野さんは、12歳から劇団に入って芸能活動をスタート。ブレークしたのは、73年1月から放映されたNHK大河ドラマ『国盗り物語』の豊臣秀吉役でしたが、すでに71年に結婚していたにもかかわらず72年には女優の新藤恵美さんとの親密交際が明らかになり、次いで、小鹿みきさん(女優)、77年には紀(きの)比呂子さん(同)、ホーン・ユキさん(歌手)、りりィさん(同)と続き、78年には女優の望月真理子さんとの妊娠騒動。さらに81年には、歌手の仁支川(当時 西川)峰子さんとの恋仲がスクープされました」(ベテラン芸能記者)

 平成に入ってからもセクシー女優の染谷まさ美さんとの密会が話題となるなど、テレビのワイドショーをはじめ、芸能マスコミの格好のターゲットだった。

「火野さんが凄いのは、男女の仲になる相手はジャンルを問わず誰もが当時の人気美女だってこと。もちろん、他の女性とのワンナイトラブもあったでしょう。でも昨今の人気芸人や俳優が、素人に手をつけてトラブルになるのとは大違い。ご本人は"11股交際"を冗談半分で公言されていましたが、真相はそれ以上だったんじゃないかなあ」(前出のベテラン芸能記者)

 歴代の恋人、愛人とされる中で、最後を看取った女性の次に同棲歴が長かったのが、73年から78年まで足掛け6年余りを過ごした小鹿(こじか)みきさん(75)だ。

「お前が好きや」と押しまくられているうちに「彼無くしては」の状態になっちゃって…

 訃報を知り、動揺冷めやらぬ彼女に火野さんとの思い出を話してもらった。

「初めてお会いしたのはNHKの『国盗り物語』の現場でした。彼は豊臣秀吉役で、私は伊賀のくノ一(くのいち=女性忍者)・木さる役。何度かNHKのリハーサル室で話してるうちに食事に行くことになり飲みに行くことになり、ある日突然、『お前が好きや』と。当時はまだ23歳で純情でしたし、そんなストレートに告白されたことなんてなかったから、押しまくられてるうちに彼が私の家に転がり込んできたんです」

 恋は盲目というが、まさにその状態だったと振り返る。

「既婚者だなんて全然知らなくて、もう一途も一途。彼無くしては1日が始まらないし終わらないくらい、大好きでした」

 だが、しばらくすると火野さんは帰ってきたり来なかったり。それでも人気俳優だけに、「映画やドラマのロケで外泊するのは当然のこと」と、あまり気にしていなかったと言う。

「困ったのは、マスコミの方々の突撃取材。自宅にまで押しかけられるもんだから、同棲解消まで、南青山、白金台、麻布十番、世田谷新町など、都内を転々。しかも彼が大の犬好きで、多い時はドーベルマンにボクサー、ダックスフンド、チワワなど6頭も室内飼いしてましたから、簡単に転居先が見つからない上に、どこも家賃が高額。引っ越し費用も含めて、ぜーんぶ私が出してたので、引っ越し貧乏になっちゃいましたよ。アハハハハ」

 小鹿さんとの同棲中も、既婚で2人の子持ちであることが発覚したばかりか、先述のように紀比呂子さん、ホーン・ユキさん、りりィさんらと浮気三昧。芸能マスコミに追いかけられると小鹿さんの家に逃げ込むように舞い戻り、ほとぼりが覚めると、また外泊が続くような生活が繰り返された。

 しかし、望月真理子さんに妊娠が発覚した時、別れるべきだと覚悟したという。

「だって、望月さんは私の友達でしたから…。裏切られたって気持ちより、『大好きな火野さんと望月さんが幸せになるなら、それでいいや』って、私からあっさり身を引いたんです」。

 血を見るような修羅場がなかったのは、逆に小鹿さんの愛情の深さだったとも言えよう。

不倫同棲でレギュラー番組とCMが全部吹き飛んでも…「憎めませんでした」

 だが、6年に渡る同棲と度重なるスキャンダル報道の代償は大きかった。

「レギュラー番組13本、片手以上も抱えていたCMは全部吹き飛んでしまい、芸能界から一時干されてしまいました」

 それでも、「火野さんは憎めない元彼」と小鹿さんは言う。

「母性本能をくすぐられるっていうか、放って置けないっていうか、一緒にいると楽しいし男としての色気もあるもんだから、外で悪さしようが浮気しようが、帰ってくると一度や二度は怒りますけど、ついつい許しちゃうんですよ」

 妊娠後、一人娘を出産しながら入籍できないまま2000年4月に鬼籍に入った望月さんも、かつてこう語っている。

「あの人が真理子という女と暮らして、よかったと思ってくれるだけでいいんです」

 小鹿さんが続ける。

「ずいぶん前ですけど、テレビロケの合間に(仁支川)峰子ちゃんと話してる時に火野さんの思い出話になったことがあったのね。ひとしきり、『散々浮気されて…』って共通の話題で盛り上がったんだけど、二人の結論は『でも火野さんだもん。憎めないよね』でした。」

 人徳といえばそれまでだが、今は名古屋に住み、1995年から2022年まで27年間も東海一のネオン街・錦で高級クラブのママをしていた小鹿さんが、水商売のプロとして火野さんを見ると、こんな視点もある。

「火野さんって、女性だけじゃなく男性からも好かれるんですよ。映画や時代劇で一世風靡された勝新太郎さん、藤田まことさんら大御所をはじめ、映画界・テレビ業界のやり手プロデューサーの懐にも、スッと入り込んじゃう。ちょっぴりヤンチャで、ウィットに飛んだ冗談を言い、お茶目なところもあって敵を作らない。しかも仕事は想定以上にキッチリこなして、オファーを裏切らない。後輩の俳優でも、『兄貴、兄貴』って慕ってる方は多いと思いますよ。男が男に惚れられる、一目置かれるって、男冥利に作ると思いませんか? それが火野さんの人たらしの極意なんじゃないかしら」

 火野さんは、所属事務所の公式ホームページによると「自宅で家族に見守られ 穏やかな最期でした」。

 名バイプレーヤーとして昭和、平成、令和を駆け抜けたスターが、また一人、星になった。

(取材・文=高鍬真之)

【こちらもどうぞ】松本人志問題、ジャンポケ斉藤慎二の書類送検…日テレが吉本興業に怒り心頭のワケ

エンタメ 新着一覧


鈴木紗理奈「タワマン不倫」報道でコメンテーター続投は? 潔白証明の“ケジメ”を事務所に聞くと…
 タレントの鈴木紗理奈(47)が交際相手が既婚者であることを知らずに交際していたことが、13日、文春オンラインで報じられ...
2024-11-16 17:03 エンタメ
松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない
【城下尊之 芸能界ぶっちゃけトーク】  松本人志(61)が週刊文春を訴えた裁判で、松本がその訴えを取り下げたことが大き...
2024-11-16 17:03 エンタメ
図らずも「おむすび」泣き…糸島編ラスト、祖父・永吉に教わった家族のありがたさ
 高校卒業後の進路が決まっていなかった結(橋本環奈)は、聖人(北村有起哉)と愛子(麻生久美子)が作業しているところに来て...
桧山珠美 2024-11-16 06:00 エンタメ
松本人志「裁判終結」の後味の悪さ…“物的証拠なし”強調、“慰謝料なし”告発女性の立場は?
《これまで、松本人志は裁判を進めるなかで、関係者と協議等を続けてまいりましたが、松本が訴えている内容等に関し、強制性の有...
2024-11-15 17:03 エンタメ
【写真特集】19年前の鈴木紗理奈、Goodサインもめちゃ×2イケてるッ!
【この写真の本文に戻る⇒】鈴木紗理奈まさかの不倫疑惑報道【弁護士解説】「妻がいたら怖いから聞かない」も過失になり得る
秋ドラマ何見てる? 『海に眠るダイヤモンド』『無能の鷹』への本音を調査! あの「問題作」へは不満続出
 2024年秋ドラマが出揃いましたね。放送開始日がばらついていたこともあり、やっと腰を据えて見始めたという人も多いのでは...
元グラドルと不倫の玉木代表は“モテイケオジ”か? 政治家として信用ダダ下がり「2つの大問題」
 不倫を報じられた国民民主党の玉木雄一郎代表(55)の株がなぜか“モテイケオジ”として上がっているようだ。11日早朝に『...
2024-11-13 17:03 エンタメ
三浦瑠麗氏は玉木不倫にまた持論…“不倫経験者を政治報道に”とチクリも、TV局員夫婦の離婚調停バラし敗訴の過去
《玉木雄一郎さんの会見見ているけど、政治家には「倫理観」が求められる、ってテレビが言ってよいのか? 君たちは不倫したこと...
2024-11-13 17:03 エンタメ
福岡西高野球部監督役・真砂京之介さん タダモノではないと思ったら…
 結(橋本環奈)は、翔也(佐野勇斗)とのつきあいをどうするか考え、メル友になることを提案する。  一方、翔也は野球...
桧山珠美 2024-11-13 15:30 エンタメ
竹内涼真のクズ発覚は「さわやかイメージ」からの脱却目的? いっそ第二の東出昌大を目指せ
 三吉彩花との破局スキャンダルや主演ドラマ『龍が如く』の酷評など、最近さんざんな竹内涼真。  仮面ライダー俳優とし...
堺屋大地 2024-11-13 06:00 エンタメ
松本人志「文春裁判」電撃取り下げも待つのはイバラの道…“白旗復帰”画策にも視聴者・スポンサー・制作側から総スカン
 今月8日、「ダウンタウン」の松本人志(61)が週刊文春との裁判において、突如、訴訟を取り下げたことが大騒動になっている...
2024-11-12 17:03 エンタメ
国民民主党・玉木代表が元グラドルとの隠密不倫を認め陳謝…会見で“勝負ネクタイ”消え、目もうつろ
「大変お騒がせしています。けさ報道された内容は概ね事実です。家族のみならず期待を寄せていただいた全国の多くの皆さまに心か...
2024-11-12 17:03 エンタメ
ようやく!? 橋本環奈演じる“等身大の女子高生”ヒロインが生き生きと描かれ始めた
 ギャルをやりたいと家族に宣言した結(橋本環奈)は、新人たちが加わったハギャレンの活動に復帰する。  その一方で、...
桧山珠美 2024-11-13 14:58 エンタメ
二宮和也「長女の顔にモザイク」報道に"厳重抗議"の舞台裏 1年後に迫る家族の超ビッグイベント
 嵐・二宮和也(41)が11月1日に『SmartFLASH』が配信した「嵐デビュー記念日直前のオープンすぎる"家族4人で...
2024-11-10 17:03 エンタメ
松本人志「女性に謝罪」もウヤムヤ決着で復帰を急ぐ切実事情…劇場でダウンタウン復活も?
 11日に非公開で再開されることになっていたダウンタウンの松本人志(61)と「週刊文春」の裁判は、審理再開を3日後に控え...
2024-11-10 17:03 エンタメ
【写真特集】北村有起哉の妻で朝ドラ女優・高野志穂の“お宝”ショット
【この写真の本文に戻る⇒】伸び悩む「おむすび」で評価を上げる北村有起哉。悲哀系イケおじの魅力ダダ漏れ過去作は…