日テレ菅谷大介アナの急逝に悲しみ広がる…人望厚く後輩思いの“アナウンス部の神”だった
消化管からの出血のため8日に急逝した日本テレビの菅谷大介アナウンサー(享年53)の突然の訃報に悲しみが広がっている。
菅谷アナは7日夜、勤務を終えて帰宅した後、不調を訴え都内の病院に救急搬送。その後、容体が急変し、翌8日午後に帰らぬ人となった。
現在フリーの藤井貴彦(53)や同局の森圭介アナ(46)らが番組で訃報を伝え、哀悼の意を示す中、同局の水卜麻美アナ(38)は、11日放送の「ZIP!」で、「いつも褒めてくれていて、謙虚な人で、私、後輩なんですけど、『水卜のこと尊敬している。僕も頑張る』って、いつも言ってくれていて……」と涙ながらに語った。
さらに1997年の同期入社で、現在、フリーの馬場典子(51)は、「アナウンサー同期5人の中でただ1人3歳年上だったすがっちは、いつも私たちより一歩先を見て、一歩ほど引いて見守ってくれていました」とスポーツ紙で故人の人柄を偲んだ。
中途採用ながら菅谷アナと同期入社で、編成局プロデューサーなどを経て、現在、大和大学社会学部教授の岡田五知信氏は日刊ゲンダイにこう話した。
「彼はスポーツから報道、バラエティーまで完璧にこなし、アナウンス技術はもとより、温厚な人柄で、周囲からの人望はとても厚かった。多くの日テレのアナウンサーがコメントを出していますが、後輩の面倒見もよく、社内でも多くの人から慕われていました。アナウンス部を管理する立場にありましたが、業務でアナウンス部に相談などすると、いつでも誠実に対応してくれました。まさに日テレアナウンス部の要、精神的支柱だった方です。箱根駅伝に“山の神”がいるように、彼は“アナウンス部の神”だったと思いますね」
菅谷アナは2022年にすい臓がんの闘病中であることをSNSで公表。その後、現場復帰を果たしていた。
「いずれ『闘病記』を出して、同じ病に苦しむ人に、自分が病を克服した経緯や仕事復帰した体験を伝えることで、参考にしてもらいたいと話していました。プライベートではお子さんの教育にも熱心で、よき仕事人であると同時に、よき家庭人でした。心よりお悔やみ申し上げます」(前同=岡田氏)
葬儀は近親者のみでとり行うという。多くの人に慕われた“アナウンス部の神”は、天国から仲間や後輩たちを暖かく見守ってくれることだろう。
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