【不夜城WEST 後編】2軒目でレンタルルームに誘導される悲劇

高輪らいあん 街コンライター
更新日:2019-10-11 06:00
投稿日:2019-10-11 06:00
 もたもたしてる間に、幼なじみは結婚して子育てするなど教科書のような人生を歩み始めた――。アラサーに突入して焦燥感が高まり、体当たりで恋人探しをスタートさせた。もちろん、マッチングアプリは試したけれど、付き合ったと思ったら連絡つかなくなるなど様々な恐怖体験を経験し、アプリ恐怖症になってしまった。素性の知れないオトコとやりとりするのって不気味だわ。そんな私がポチったのは街コンサイトだった。

ナイトプールに招待される

爆音で鳴り響くEDM(写真:iStock)
爆音で鳴り響くEDM (写真:iStock)

 納涼船街コンに参加し、海で涼みながらイイオトコをゲットできると思いきや、地下に追いやられる&オジサンばかりで収穫はゼロ。たまたま乗り合わせていた若者2人組(林遣都似&地獄のミサワさん似)と仲良くなって飲みに行く約束をしたのだが……。

  ◇  ◇  ◇

 というわけで、彼らが予約してくれた場所に到着すると、私とみなみちゃん、ビックリ仰天。なんと屋上にナイトプールが!! クールにライトアップされていてEDMが爆音で鳴り響いている。あ~、また場違いのところに来てしまった……と片隅でうなだれていると、

「らいあーん!」

 まんまと見つかってしまった。で、席に着くや否やエメラルドグリーン色のフローズンシャンパンを手渡される。

「さ、乾杯しよう。プール、入ってもいいよ」

 と、地獄のミサワさんに耳元で囁かれる(鳥肌)。
 
キザすぎて少々気持ち悪かったけれど、とりあえず落ち着こうと目の前のご飯を食べ始めてみる。どれもすこぶるうまい。小洒落たオードブルやパスタをガッツいていると、あ~ら不思議、あっという間に時間が経っているではないか。

高輪らいあん
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港区高輪生まれの“陰キャ”独女27歳。都内の花屋で勤務している。プライベートでは黒髪、色白、そしてモヤシのような華奢な身体というモテ要素?を装備し、恋人を作るべく街コンで奮闘する日々。いかんせん顔がマヌケで人の気持ちを逆なでする声のため、他人からは「やる気がない」と思われがちで、男女問わず罵倒されることも……。

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