20代とは優先順位が変化…男性に求められる30代女性の特徴は

ミクニシオリ フリーライター
更新日:2019-12-23 15:04
投稿日:2019-11-29 06:00
 一般的に「早婚願望」がある女性は30歳までに結婚を考えます。とはいえ、最近はその時期が遅れがちなのも致し方ありません。大学留年や浪人、院卒などが理由で、社会人になるのが25歳前後になる人もいますし、貯金できるような仕事に就いていないことで結婚の時期が遅れる人もいるでしょう。
 婚活市場では第二軍となってしまう30代の中でも「結婚できる女性」と「できない女性」がいるとするならば、その違いは何なのでしょうか。

「ぶら下がりたい」が目に見えすぎるとダメ?

これでは相手も逃げていく(イラスト:ミクニシオリ)
これでは相手も逃げていく (イラスト:ミクニシオリ)

 女性が結婚を考える時、少なからず男性の経済力が理由になってくることもあるでしょう。しかし、その“下心”があけすけな女性は、婚活男性から敬遠されます。

 今や共働きが当たり前になりつつある社会の中で、男性もメリットを考えて結婚を選択します。“働きたくない”という意思を明確に持ってしまう女性は、男性からも良く思われません。一般的に30代にもなれば、女性でも自立した経済力がある程度求められるでしょう。

 家事や子育てを考えると、仕事をやめたくなる気持ちは分かりますが……今は家事代行やベビーシッターのサービスも充実しています。専業主婦を許してくれる男性を探すよりは、上手く代行サービスなどを使いながら、家事に積極性を持ってくれる共働き男性を探す方が早いかも。

現実的な結婚像や相手への条件があるかどうか?

婚活迷路から抜け出すのは至難の業(写真:iStock)
婚活迷路から抜け出すのは至難の業 (写真:iStock)

 世の中で婚活をする人の中には、「なんとなく不安だから」という人も多いでしょう。しかし、婚活という泥沼はなんとなく、でクリアできるものではありません。

 なんとなくしたい程度だと、結婚後どうなっていたいとか、こんな人となら結婚生活が送れそうだという将来設計もピンと来ないでしょう。そういう人はキリがない婚活チャレンジの中で、妥協点が見つけられなくなります。

 もう少し稼いでいれば、もう少し若ければ……理想的な出会いを果たすことができる人もいるかもしれませんが、なんとなくしか理想のない人は、何が自分にとって理想的かもよく分かりませんから、もっといい人がいるかも、とずっと思ってしまうのです。

 ずっと婚活してしまう人は、そういった結婚像や相手の理想像が全く分析できていない人も多いです。

自分の値踏みを間違えてしまっている人

年齢と共に“スキル”や“オプション”をつけないと…(写真:iStock)
年齢と共に“スキル”や“オプション”をつけないと… (写真:iStock)

 逆に、婚活市場における自分の価値や地位を信じて疑わない人も、結果的に結婚から縁遠くなっているかもしれません。20代と30代ではメリットとして男性に提示できることが異なってきます。これをいつまでも20代の感覚で行ってしまう人は、市場価値の思い違いが生まれがちになります。

 20代のうちは、婚活市場でも存在としての価値が高く、「若いだけで」可愛がってもらえるところがあります。しかし、30代は「スキル」や「オプション」も見られるようになってきます。恋愛や婚活に限らず、新卒のうちは仕事も甘く育ててもらえることはあっても、30代以降ともなればそうではないはず。大人としての振る舞いや考え方、将来設計能力など、30代は20代よりも厳しく見られると思っていいはずです。

 20代のうちにモテた人ほど、20代の成功体験を元に、今まで通りの方法で婚活もトライできると思っている人がいます。しかし、何事もTPO、自分の年齢や相手に応じたメリットの見せ方をしていく必要があります。

 同じスキルを持つ20代と30代なら、20代が優遇されることも多いでしょう。そういうこともあるということは頭に入っていないと、「年相応でない」というレッテルを貼られてしまうということもあるのです。

男性に求められる30代相応の女子って?

30代女子は男性と対等であることを求められる(写真:iStock)
30代女子は男性と対等であることを求められる (写真:iStock)

 30代らしく、年相応にといいつつ、ではどんな30代が男性から求められるのでしょう。30代未婚で、同年代の女子と付き合っている男性に意見を聞いてみました。

「30代の女性なら、自分と同じステージ感にいてほしいなと思います。しっかり働いていて、自立していること。20代の女子のような、聞き分けのないわがままを言わない人がいいかな」(35歳・IT関係)

「日々一緒にいれる人として、向上心が強い人がいいです。トピックが陳腐すぎないことや、日常をより良くする努力を続けられる人がいいですね。金銭感覚がしっかりしていることや、生活水準が低すぎないことも大事です。自分が支えるというより、支え合っていけるのが、同世代の女性とお付き合いするメリットだと思っています」(36歳・起業家)

 やはり、男性から求められる30代女性のスキルは「自立」や「向上心」など。男性に養ってもらう感覚の女性より、一緒に支え合っていける能力の高い女性が男性から求められます。

 結婚において、「養ってもらえる」というのは一つのメリットだったかもしれませんが、永久就職が破綻した現代社会、男性も不安なのです。その不安を一緒に支えていける女性が、30代になっても結婚していける女性なのだと思います。

ミクニシオリ
記事一覧
フリーライター
フリーランスの取材ライター・コラムニスト。ファッション誌や週刊誌、WEBSITEメディアなどで幅広く活動。女性向けのインタビュー取材や、等身大なコラム執筆を積極的に行う。いくつになってもキュンとしたい、恋愛ドラマと恋バナ大好き人間。
XInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


結婚に恋愛感情はいらない説を検証 家族愛のほうが大事?
 近年、「結婚に恋愛感情はいらない」といった考え方が広まりつつあります。特に、婚活中の女性からすると、紹介された男性に短...
恋バナ調査隊 2024-03-11 06:00 ラブ
私が48歳まで処女だったワケ。30代日本人女性の3人に1人が性体験なし
 はじめまして。今回、「コクハク」で「処女」に関するコラムを書かせていただくことになった、mirae.(みれ)と申します...
mirae.(みれ) 2024-03-11 06:00 ラブ
オンラインゲームは不倫の温床? 主婦が恋愛沼にハマるワケ
 近年、オンラインゲームがきっかけで、恋愛から不倫にハマる主婦が増えています。なぜ自宅でやるはずのオンラインゲームから、...
恋バナ調査隊 2024-03-10 06:00 ラブ
資産家なのに62歳まで独男のワケ 彼女からは別居婚を打診され五里霧中
「冷酷と激情のあいだvol.185〜女性編〜」では、付き合おうという話がないままに曖昧な関係が続いてきた62歳のトシオさ...
並木まき 2024-03-09 06:00 ラブ
62歳資産家からの求婚! もう結婚しないポリシーと打算で揺れるバツ1女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-03-09 06:00 ラブ
【画像あり】大谷翔平の結婚で注目されたメジャーリーガーの美人妻たち
 2月29日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(29)の電撃結婚発表は世界を驚かせ、興奮冷めやらぬ様子が続いている...
2024-03-08 06:00 ラブ
現役ネトナン師が激白!ネットナンパのシビアな世界と人妻攻略マニュアル
 皆さんは「ネトナン師」なるものをご存じだろうか?  端的に言うと、ネット上のナンパ師だ。  近年の男女の出...
蒼井凜花 2024-03-15 10:17 ラブ
なんでも納豆がけって…夫が「バカ舌」すぎて料理作りたくない!
 家族のために手間暇かけたり、健康を考えて薄味に仕上げた料理も、夫の舌がバカ舌だと作る気がなくなりますよね(笑)。  ...
恋バナ調査隊 2024-03-08 06:00 ラブ
アラフォーが20歳年下と恋愛できるの? 占い師3人に聞いてみると…
 年下男性と恋愛する年上女性はかなり増えてきましたが、10歳以上の年の差となるとまだまだ少数派。  今回は20代男子に...
内藤みか 2024-03-07 06:00 ラブ
サバ読みした年齢で結婚は可能? いやいや、ちゃんと説明を
 大好きな彼に嫌われるのが怖くて、年齢をサバ読みしたまま付き合っているカップルたち。  でも、望んだはずの結婚の話が出...
恋バナ調査隊 2024-03-07 06:00 ラブ
今度こそダメ男に見切りをつける!事前に見抜くポイントとタイミングは?
 素敵な男性がたくさんいる一方で、女性を不幸にするダメ男もいます。でも、ダメ男の多くは、甘い言葉と巧みな会話術で女性がハ...
恋バナ調査隊 2024-03-06 06:00 ラブ
独身だと同窓会参加は気が重い? 40代の結婚は旧友がおすすめな理由3つ
 かつて苦楽を共にした仲間と再会できる「同窓会」。旧友の今を知れる楽しさもありますが、40代を過ぎても独身の人にとっては...
恋バナ調査隊 2024-03-05 06:00 ラブ
「不倫の第一歩」突然の雨、幼稚園、職場…当事者たちが振り返る瞬間5つ
 いけない恋愛だと分かっていながらも不倫に足を踏み入れてしまう男女。そもそもの出会いやきっかけはなんなのでしょうか? 不...
恋バナ調査隊 2024-03-04 06:00 ラブ
彼の“最初で最後の女”になれる♡ 結婚相手に「童貞クン」を選ぶメリット
 彼氏が童貞だと知ったらあなたはどう思いますか?「女性に慣れていないから不安」「今までの反動で結婚してから浮気しそう」な...
恋バナ調査隊 2024-03-02 06:00 ラブ
「良好だけど円満ではない」冷え切っていても妻を抱く48歳男の虚無感
「冷酷と激情のあいだvol.184〜女性編〜」では、結婚8年目を迎えた夫が「40代の女性は性欲が旺盛」と思い込んでいるこ...
並木まき 2024-03-02 06:00 ラブ
私は家政婦兼風俗嬢?「40女は性欲旺盛」を信じる夫に疲れた43歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-03-02 06:00 ラブ