恋愛&出会い運アップに期待大!春の門出の「スイートピー」

斑目茂美 開運花師
更新日:2020-01-23 15:46
投稿日:2020-01-18 06:00

女性として夢のような年の重ね方

花市場のショーウィンドーには今イチオシ商品が並びます
花市場のショーウィンドーには今イチオシ商品が並びます

 昨年末の紅白歌合戦をご覧になった方、大変多いと思います。ワタクシは仕事中でございましたので、お正月にゆっくりと拝見させていただきました。

 綾瀬さんのMCも今回で3回目。ハラハラドキドキ、綾瀬さんが完全に主役になっていたあのシビれる初回伝説MCに比べるとだんだん無難になってきて、個人的にはイケナイのですがちょっぴり寂しくもありました(*´∀`*) 

 king&princeを見れば「ジャニーズに新種の妖精が現れた」と狂喜乱舞し、ビートたけしさんの歌を拝聴しながら号泣し、氷川きよしさんの「カミングアウトなの?」吹っ切れ熱唱に感心し……しかし、トリに近いところで松田聖子さんがご登場なさった時にはワタクシ思わずメガネをかけて何度も繰り返し登場シーンの静止画面を見てしまいました。

「この方はもはや地球人にあらず……」

 剥きたてのツルツルゆで卵のような白い肌。美しく艶やかな髪、全く無理なく着られるあのヒラヒラドレス……ワタクシの記憶が正しければ、確かあとわずか数年で昔だったら「GO TO 姥捨て山」のお年のはずの方なのに、昔と変わらないキーで懐かしのヒットソングメドレーを歌いながら踊っていらっしゃる。いよいよ動画を見ながらワタクシも聖子ちゃんと一緒にノリノリで歌っちゃったりして~。

 一体何を食べたら、ああなるのか。もしや生き血でも飲んでいるのではなかろうか……などと思いながら「赤いスイートピー」を一緒に歌う気満々で心の準備をしていたら……一向に歌わねぇ……ジリジリしながら結局歌わないうちに終了。入れといて~メドレーに「赤いスイートピー」を〜!

 ……ということで、今週は「連理の花 スイートピー」の解説でございます。

恋愛・出会い運を引き寄せる、門出の花

さぶ店長、甘い香りにうっとり
さぶ店長、甘い香りにうっとり

 寒い冬のさなか、お花屋さんを覗くとピンクや黄色の柔らかくて可愛らしいスイートピーが並び始めます。甘く(sweet)香るマメ科(pea)のお花「スイートピー」は、今や冬から春にかけての品種ばかりではなく、「サマースイートピー」をはじめ一年中楽しめる品種も登場してまいりました。

 17世紀にイタリアのシシリー島で発見されたスイートピーが日本にやってきたのは江戸時代末期。そして栽培が行われたのは大正時代からだといわれております。スイートピーをよく見ると、ヒラヒラとした可愛らしい花の様がまるで今にも飛び立つ直前の蝶のように見えることから、花言葉も「門出」や「別離」「優しい思い出」「私を忘れないで」などなど……ネガティブな別れというより「旅立ち」を意味する、前向きな印象の花言葉のお花のようでございます。

 トップシーズンがちょうど今頃から3月の「卒業式」シーズンという部分や、素敵な花言葉とあいまってスイートピーは卒業式、卒園式の会場装飾や花束、そして会社の異動の花束にと大活躍。お作りする商品に我々お花屋さんの気持ちも込めてスイートピーは非常に使用頻度の高いお花なのでございます。

 スイートピーの特徴はなんといっても、柔らかく可愛らしい花弁と優しい香り。日本名は素敵な香りという部分で「ジャコウエンドウ」や「ジャコウレンリソウ」と呼ばれます。野原で見かけるマメ科のなんとも可愛らしく小さなスイートピーのようなお花「連理草」も同じ仲間でございます。

 ワタクシが子供の頃、学校の校庭の片隅に咲く花を摘んで作った小さな花束をお家に持ち帰ると、「食べるものがない時、茹でておひたしにしてよく食べたわよ、この花」と母が言っていたのが「ハマエンドウ」と呼ばれた「連理草」でございました。

「連理」というと連想するのが「比翼連理」。「比翼の鳥」と「連理の枝」つまりは男女の深い契りのたとえでございます。「連理草」は小葉が繋がった一本の対生する葉のように見え、「連理の枝」をイメージすることからこの名前がついたようでございますが、スイートピーの和名「麝香連理草」(ジャコウレンリソウ)は香りのする連理(男女の契り)草なのだと思うと、そんな名を付けるセンスの昔の人が本当に叙情的で素晴らしい……とムラムラ感心してしまいます。

 風水的にいってもスイートピーは恋愛運や出会い運をアップすると言われております。しかも飾れば人間関係もスムーズになるとも言われておりますので、パートナーとちょっぴり喧嘩しちゃったアナタ。オレンジ色のスイートピーを飾ってみてはいかがでしょうか?

1月21日はスイートピーの日

これだけポスターがあれば嫌でも忘れません
これだけポスターがあれば嫌でも忘れません

 1月21日は「スイートピー日」でございます。花弁が左右対称で3種類の花弁が各々1枚、2枚、1枚であることから「121」で1月21日になったとのことでございます。くしくも、この日は聖子ちゃんのあの名曲「赤いスイートピー」の発売当日でございます!

 そして、なんと当時はスイートピーに赤なんぞ微塵も存在していなかった!というこの事実! 偶然なのにこのミラクル。もうね、売れるって運命だったのでござんすよ、きっと……「持ってる人」はやっぱり違います。

 スイートピーの本領発揮はこれから。恋愛運、出会い運をアップさせたいアナタ。優しく可愛らしいスイートピーをお迎えしたアナタに、素敵な出会いがありますように……遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


連れて帰りたい! 人懐っこすぎる“たまたま”の激レアショット
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
茜色に心和むひと時、だからこの時間が好きなんだ
 忙しない街にも訪れる特別な時間。  足早に歩く人々は顔を上げ、しばし空を仰ぎ見てから、また現実へと戻っていく。 ...
女+家=嫁…「嫁ぐ」と「結婚」の違いはある?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ほっこり癒し漫画/第68回「コウメばあちゃんはどこ?」
【連載第68回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
貸したお金を催促するのにこんな手が…! モヤモヤを解消するLINE3選
 人にお金を貸した後、なかなか返してくれなかったら、とても嫌な気持ちになりますよね。  とはいえ、お金の話は、言い...
電マの営業からラブホの清掃員へ…羞恥心とも戦うストリッパーが思うこと
『電マの営業・新井です!』(略して「電マの新井」)という新作が大変好評だ。  書店員にとっての新作といえば「新しく...
口喧嘩で負けたくない! 勝ちたい時に使えるマル秘戦術3選
 みなさんは誰かと口論になった時、どんな戦法で勝ちにいきますか?  方法は十人十色ですが、今回は代表的な勝ちパターン...
凍り付いた湖の夜が更けて
 もしも突然、この瞬間に、氷が解けたらどうなるんだろう。  そう思いながら、凍て付いた湖の上に立つ自分が結構好き。...
「レンジでゆたぽん」人気じわり..足を温めると眠りやすい!
「レンジでゆたぽん」を知ったのは、年末年始に長野県の義実家に行った時。寒がりな私を気遣って、義母が用意してくれたのです。...
青空にオレンジボディが映え“たまたま”の見返りメンチにキュン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
私って性格悪い? 自分のダークサイドを自覚した4つの瞬間
 誰の心にだって、優しい部分と優しくない部分が存在するもの。そうわかっていても、自分の心のダークサイドを自覚すると「もし...
卒入学、彼岸、送別会【花屋が教える】予算内で理想の花束を贈る7カ条
「斑目さん、今年こそは頑張って期限内にお願いしますよ!」  お正月がなんとなく終わったばかり、なんて思っていたら、我が...
「とにかく盛り上がるやつ頼むよ」ってさぁ 先輩の無茶ぶりLINEがすぎる
 お笑い芸人の松本人志とその後輩芸人たちによるアテンド飲み会が話題になっていますね。  ニュースの真偽はともかく、...
2024-02-21 06:00 ライフスタイル
仕事のサボりがバレた瞬間4選 リモートワークは意外と見られている!
 近年では、リモートワークやフレックスタイムなどの制度が導入されて、数年前よりも働きやすくなりました。  一方で、自由...
真似から始まったファッションも、いつか体に馴染むもの
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
年の差婚の弊害?夫の“昭和の価値観”を持つ息子の将来が不安すぎる件
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  私の夫は10...