更新日:2020-02-09 09:45
投稿日:2020-02-09 06:00
ソウルメイト・長濱ねるの存在
欅坂46デビュー当時、一人「けやき坂46」として色の違う制服を着る長濱(右端)と彼女を最初から想いやった平手(最前列中央) /(C)日刊ゲンダイ
前回に続き「欅坂46・平手友梨奈」の1617日の軌跡を辿る際に、絶対になくてはならない存在がいる。愛知から14歳で上京した平手にとって最初に心を許し、人と触れ合うという温もりを教えてくれた“ソウルメイト”の長濱ねる(21、2019年7月グループ卒業)だ。
欅坂46のパフォーマンスにおいて全シングルセンターで絶対的エースの平手に対し、長濱は可愛らしい容姿と愛敬、そして知性で、グループ活動外のバラエティーやクイズ番組、CMでの露出も高くお茶の間の人々から愛された。
そんな彼女は欅坂46のシングル表題8曲中4曲でセンター平手の真後ろである“裏センター”ポジションを、代表曲のひとつである「不協和音」ではセンター平手の真横のフロントポジションを務め、常にすぐ側で、心身共に平手を支えてきた。
欅坂46のもう一人の顔だったともいえる存在で、人気面、知名度でも平手と共に欅坂46のツートップと呼ばれた。
この2人の仲良しコンビは通称「てちねる(てち=平手の愛称)」と呼ばれ、多くの欅坂46ファンから愛された。今回は主に初期のてちねるに焦点を当てその絆の物語をお伝えする。
ここでひとつ、通常大所帯の女性アイドルグループ内のツートップが“仲良しコンビ”だということが非常に稀有であることを先に述べておかなければならない。
欅坂46の先輩グループは、秋元康氏が2005年にAKB48を誕生させてからいくつも存在しているが、そのツートップがてちねるほど最初から最後までお互いに尊敬し合い、“公私共に”仲良しであり続けたことは実はあまり、ない。
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