なぜ? 欅坂46活動4年で長濱・平手ら卒業、脱退続出の理由

こじらぶ ライター
更新日:2020-04-23 16:52
投稿日:2020-04-18 06:00

2020年、すでに5人の卒業・脱退発表

デビューからシーンのトップを駆け抜けてきた欅坂46の1期生。活動4年で卒業生が続出しているが…(C)日刊ゲンダイ
デビューからシーンのトップを駆け抜けてきた欅坂46の1期生。活動4年で卒業生が続出しているが… (C)日刊ゲンダイ

 欅坂46に激震が走っている。今年1月23日に絶対的エース平手友梨奈(18)の脱退、織田奈那(21)、鈴本美愉(22)の卒業、佐藤詩織(23)の休業が同時発表された。さらに3月31日には長沢菜々香(22)も卒業し、今年に入って5人が欅坂46から離れた。昨年は長濱ねる(21)の人気絶頂での卒業も波紋を呼んだ。

 ひいてはその原因は欅坂46の内部事情、主に“人間関係”などと様々な憶測や心配も出ているが、筆者は、別のところにあると見ている。

 前述したメンバーたちはいずれも1期生だ。デビューから活動4年前後で欅坂46から離れているが、他の秋元康系アイドルグループと比較してみると、“スピード出世”と“独自路線”という2つの観点から、納得できる理由が見えてくる。

【その1】データが証明する“スピード出世”

デビューから9カ月でNHK紅白初出場。欅坂46にはゆっくり段階を踏んでの成功という手順がなかった(C)日刊ゲンダイ
デビューから9カ月でNHK紅白初出場。欅坂46にはゆっくり段階を踏んでの成功という手順がなかった (C)日刊ゲンダイ

 まず“スピード出世”という観点について。欅坂46は16年4月に「サイレントマジョリティー」でデビューした。そして、いきなり売れた。初週26.1万枚という当時の女性アーティストデビューシングル記録歴代1位を獲得しただけでなく、同曲MVは公式YouTubeで現在までに1.4億回再生され、記録にも記憶にも残る大ヒット曲となった。

 いきなりトップシーンに躍り出た欅坂46は、秋元系グループで初めてデビュー年に即NHK紅白歌合戦初出場を果たし、現在まで4年連続4回出場している。一方、先輩グループのAKB48は同単独出場まで3年2カ月、乃木坂46は3年10カ月かかった。

 シングルの売り上げを見ても、欅坂46は6枚目シングル「ガラスを割れ」で、デビューから2年で初ミリオンに到達。AKB48の初ミリオンは18枚目シングルで4年、乃木坂46は17枚目シングルで5年4カ月を要している(いずれも「オリコン」調べ)。

こじらぶ
記事一覧
ライター
ジャニーズ、秋元康系女性アイドル、ローカル、地下アイドル等数々の現場を経験。Xでもご意見を募集しております。

エンタメ 新着一覧


タナケン(生瀬勝久)の決め言葉、「どうだろうね」に込められた真意
 スズ子(趣里)は、不安を抱えたまま喜劇王・タナケン(生瀬勝久)との舞台稽古を続けていた。  なんとかしようと、ス...
桧山珠美 2024-01-22 15:16 エンタメ
ブギウギ新章、タナケン役生瀬勝久の“顔芸”と「3枚の張り紙」が見もの
 小夜(富田望生)が付き人をやめると言って姿を消してから3カ月、愛助(水上恒司)は大学を卒業し、村山興業で働き始める。 ...
桧山珠美 2024-01-17 15:49 エンタメ
5年ぶり「おっさんずラブ」にコレジャナイ感?それでもいいと思うところ
 あの「おっさんずラブ」が5年ぶりに帰ってきました。2018年4月期にスタートした同作は、ピュア過ぎるおっさんたちの恋愛...
小夜(富田望生)の食い意地は国境を越えた!愛か、餌付けされただけか
 復学した愛助(水上恒司)は、スズ子の公演に触発され、いっそう勉学に励んでいた。  そして、公演が再開して以来、ス...
桧山珠美 2024-01-12 16:05 エンタメ
任侠ドラマ出演の高岡蒼佑様…小栗旬&芸能界批判に“かわいいチワワ”か!
 アウトローな役柄などで人気を博していた元俳優の高岡蒼佑。役者引退宣言をしていたものの、今年2月にリリースされる任侠ドラ...
堺屋大地 2024-01-11 06:00 エンタメ
朝ドラ名物の闇市、小夜の食い意地はタダモノじゃねえ!
 戦争が終わって3カ月、世の中の混乱は続き、スズ子(趣里)たちは未だ公演ができずにいた。  愛助(水上恒司)の病状...
桧山珠美 2024-01-09 14:50 エンタメ
歯に衣着せぬ小夜のキャラを生かしたブギウギ流「玉音放送」シーン
 終戦の日。スズ子(趣里)たちは巡業先の富山で玉音放送を聞く。りつ子(菊地凛子)は慰問先の鹿児島で敗戦を知る。  ...
桧山珠美 2024-01-08 15:50 エンタメ
原作は4コマ漫画! 名作“ぎぼむす”のイケメントリオを味わい尽くそう
 新年あけましておめでとうございます。  例年であれば、大晦日は「ジャニーズカウントダウンライブ」で年越しするので...
特攻隊の前で「別れのブルース」、過去の“淡谷のり子物語”と異なる描き方
 1945年、日本の戦況はますます悪くなっていた。富山に慰問に来ているスズ子(趣里)は、女中の静枝(曽我廼家いろは)の話...
桧山珠美 2024-01-05 14:00 エンタメ
制作費の都合?「夜来香ラプソディ」音楽会シーンなしは残念すぎる
 上海の羽鳥善一(草彅剛)は、音楽会の準備を進めていた。羽鳥は、黎錦光(浩歌)が作曲した「夜来香」にブギを取り入れた音楽...
桧山珠美 2024-01-04 17:50 エンタメ
【2023年人気記事】マッチ様は逃げ上手と無責任のプロだった
【「残念プロフェッショナル」の流儀】  2023年も「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大き...
堺屋大地 2024-01-02 11:44 エンタメ
辻希美&杉浦太陽はニベアのCM…仲良しラブラブ芸能人夫婦はお金を生む
 元モーニング娘。のなかで1番の勝ち組は、やっぱり辻ちゃん(辻希美)でしょう。  先日も元モー娘。の中澤裕子、保田...
スズ子と愛助の無償の愛、平和ボケの今とは違って生きるも愛するも命がけ
 東京に戻ったスズ子(趣里)は、空襲で一面ががれきになっている惨状を目の当たりにする。  スズ子が三鷹の家に戻ると...
桧山珠美 2023-12-28 14:10 エンタメ
東京大空襲、愛し合うスズ子と愛助の運命は…金曜放送回を前におさらい
 トミ(小雪)の許しが出て、山下(近藤芳正)が正式に楽団のマネージャーとして加わることになった。  スズ子(趣里)...
桧山珠美 2023-12-27 17:40 エンタメ
コワモテ黒田の起用は大正解! スズ子派に寝返り、顔芸と手振りが秀逸
 結核が再発した愛助(水上恒司)の看病を、三鷹の家で続けることになったスズ子(趣里)は、日々愛助のために身を尽くしていた...
桧山珠美 2023-12-26 15:50 エンタメ