待っているのは…自由! 離婚後の楽しい生活を妄想してみた

七味さや 漫画家・イラストレーター
更新日:2020-08-28 06:00
投稿日:2020-08-28 06:00
 離婚協議中って、泥沼な日々ですよね。どん底な日々が続いて「早く離婚したい……!」と思っている人もたくさんいることでしょう。その反面、離婚後の生活に予想がつかず不安でいっぱいな気持ちになることも……。そんな不安を少しでも軽減すべく、今回は一緒に離婚後の生活を妄想してみませんか?

(漫画:七味さや)
(漫画:七味さや)

楽しい妄想ができたら、ちょっと前向きになれる

 筆者の場合、離婚後の不安で最も大きかったものは「孤独」「お金」の2つでした。この2つの不安を解消しながら住めるような環境はどこか。

 白羽の矢が立ったのはシェアハウス。プライベートがなくて少し不安だけど、最近はどうやらアパートのような大型シェアハウスなるものがあるらしい。共有の広いワーキングスペースもあって、在宅仕事もはかどりそう。いいじゃ~~ん!!

 でも、心を許せる女友達と少人数でルームシェアするのもいいかもしれない。ちなみに今回の漫画は、鳥飼茜さんの漫画「地獄のガールフレンド」に影響を受けて描きました。独身女性3人がシェアハウスする物語なのですが、特にシングルマザーの心理描写がリアルで震えます。

 自分に置き換えるともちろん大変なことも多いだろうけど、シングルマザーの友人は子どもを見てくれる人が増えるし、私は育児の練習ができるし、win-winなのでは……?

 ほかにも海外でしばらくのんびりするとか、全国のゲストハウスに定額で住めるサービスに加入して移住先を探すとか……なんだかそんな楽しくなる妄想ばかりしてしまいます。

 渦中にいる間はとっても辛いけど、離婚した先に待っているのは今よりも自由で身軽な環境です。離婚は辛いことばかりじゃないよって、やっと言えるようになってきました。コロナによる自粛生活で出鼻を挫かれてはいますが、これからまだ選べる未来がたくさんあることに、わくわくしている自分もいるのです。

登場人物紹介

(漫画:七味さや)
(漫画:七味さや)

リコ
離婚から立ち直りたいアラサー。パートをしながら日常を取り戻すため奮闘中。甘いお酒が好き! 泥酔すると泣き上戸になるタイプ。20代の頃は酔ったふりして終電逃すの、得意でした。

シンちゃん
リコの高校時代からの友人。フリーランスのインテリアコーディネーターとして、女手一つで娘を育てている。酔うとタガが外れる大変なタイプなので、明日のプレゼンに向けて今日は麦茶でガマン。

ノラ
リコの高校時代からの友人。職業柄相当なグルメ好きで、お酒も酔いすぎない程度に幅広く嗜んでいる。夏はやっぱりビールだよね!

七味さや
記事一覧
漫画家・イラストレーター
離婚済アラサー漫画家。不注意型ADHD傾向ありの綱渡り人生。世界中からゆるされたくて、「ゆるし系」漫画やキャラクターを描いています。やさしい世界をつくりたい。Xでも随時漫画更新中。お仕事実績はこちら:https://shichimin.com/

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


ほっこり癒し漫画/第71回「はふはふぴたっ」
【連載第71回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
美人局の語源に「筒」と「陰茎」
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
結婚式前夜、娘の門出を祝う「親として最後の教え」の内容に涙腺崩壊!
 入学や卒業、就職による1人暮らしなど、門出は1つの節目。嬉しい反面、どこか寂しさや不安を感じる瞬間でもありますよね。 ...
占い好きな成功者と占い好きな非成功者の違い…占いライターで一攫千金も
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
豊洲の人生勝ち組妻でも幸せじゃない?彼女が裕福と引き換えに諦めた事
 独身時代は都心に暮らしていたが、結婚を機に武蔵境に暮らし始めた千佳。しかし、郊外のこの地を愛せない。そんな時、中学の同...
「夫の駐在時にね…」なぜあのコが?田舎の同級生“玉の輿婚”に心ざわつく
 独身時代は都心に暮らし、華やかな生活をしていた千佳。しかし、結婚を機に都内から離れ、武蔵境に住み始めた。しかし、妥協し...
メガバン妻が悟ったリーマンの限界値 吉祥寺より2駅下った中古マンション
 武蔵野の自然を携えそびえる瀟洒な白亜の建物は、まるでこの場所がヨーロッパの一都市であるかのような錯覚を与えてくれる。 ...
帰ったらお風呂に…夫「沸いてるよ!子供が入ってる」危機管理能力ゼロや
 子育て中のママにとって、子供の命と健康を守るのは一番大切な使命。だからこそ、危機管理能力は嫌でも高くなります。 ...
号泣しながら「愛の讃歌」を熱唱 なぜ人はスナックでダサい姿を晒すのか
 私はこれまで多くの夜の世界を見てきましたが、スナックは本当に不思議な場所です。  完全無欠のモテ人間ほど、なぜか...
大人は「さようなら」とハッキリ言わないけど…
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
春の行楽、御朱印集めはスタンプラリーと何が違う? 作法やタブーとは
 山形県東部にある山寺(山形市)で自らの行いについて考える出来事がありました。我よ、御朱印集めがスタンプラリーと化してい...
この勇姿もあとわずか…去勢手術予定“たまたま”を記念撮影!
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「クリスマスローズ」で究極のほっぽらかし園芸!怠け者でも花いっぱい♡
 猫店長「さぶ」率いる我が花屋のある神奈川は地球温暖化の影響もあり、ここ近年の特徴は卒業式に桜咲くでしたが、今年は入学式...
人は「趣味が合わない相手」と恋に落ちることがある
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
結婚、出産、身分の違い…仲良かった友達に会いたくないのはダメな感情?
 学生時代を毎日一緒に過ごした親友。でも、年齢を重ねるに連れて「あんなに仲が良かった友達なのに、今ではもう会いたくない」...
かわいい“たまたま”が大集合!夕暮れの集会の議題はなあに?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...