「なんか違う」が増えていく…行きすぎた恋の減点法にご注意

七味さや 漫画家・イラストレーター
更新日:2020-10-30 06:00
投稿日:2020-10-30 06:00
 女性の恋は「減点方式」だといわれています。一般的にアプローチを受ける側である女性は、複数の選択肢から選ぼうとすると減点法にならざるを得ないとかなんとか……。
 この漫画の主人公・リコちゃんは前回のお話で、デート中に柏原さん(彼氏候補)のエスコート力のなさに少しガッカリしてしまったようですが……?

 

(漫画:七味さや)
(漫画:七味さや)

幸せを維持するには、加点方式が欠かせない

 これは私の経験ですが、離婚という大きな失敗をしたことで「もう(結婚で)失敗できない」という気持ちが大きくなってしまったと感じています。

 もちろん、すべての恋愛が結婚に繋がるわけではないのですが、失敗したくないという気持ちが先行しすぎて、理想がどんどん高くなっていく……そうやって、つい減点法で恋愛対象を見ることが増えてしまいました。

 この話を友人に話したところ、彼女もずっと減点方式で恋愛をしており、付き合ってもすぐに別れてしまうパターンを繰り返してきたとのこと。しかし、最近できた彼氏は心から好きだと思えるので、減点方式をしなくなったとのことでした。好きで仕方ない場合も、減点法にならないのかもしれません。

 減点法で恋愛していると、なんだか意地悪な姑のような気分になってしまいます。そんな自分に自己嫌悪する負のループ……。変な相手に引っかからないよう、多少の「人を見る目」は大切ですが、行きすぎた減点方式は恋を遠ざけてしまいそうです。

 特に結婚生活に関しては、減点法を採用してしまうとどんどん辛くなっていくばかりです。誰かと共同生活をしようと思ったら、加点方式の方が幸せを維持できるに違いないのです。「この人いいな」を積み重ねていけるような、そんな前向きな人間関係の作り方を身につけていきたいですよね。

登場人物紹介

(漫画:七味さや)
(漫画:七味さや)

リコ
離婚から立ち直りたいアラサー。同僚の柏原さんに言い寄られて、久々にすごい浮かれてたんだけど……。柏原さんみたいなタイプと交流がなさすぎて、彼のことがよくわからない!

柏原さん
主人公・リコの職場の同僚。重度のアイドルオタク。ノラちゃんいわく、見るからに恋愛経験に乏しそう。好きなものを語らせたら、ついつい早口になっちゃうんだよね……!

七味さや
記事一覧
漫画家・イラストレーター
離婚済アラサー漫画家。不注意型ADHD傾向ありの綱渡り人生。世界中からゆるされたくて、「ゆるし系」漫画やキャラクターを描いています。やさしい世界をつくりたい。Xでも随時漫画更新中。お仕事実績はこちら:https://shichimin.com/

関連キーワード

ラブ 新着一覧


【画像あり】大谷翔平の結婚で注目されたメジャーリーガーの美人妻たち
 2月29日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(29)の電撃結婚発表は世界を驚かせ、興奮冷めやらぬ様子が続いている...
2024-03-08 06:00 ラブ
現役ネトナン師が激白!ネットナンパのシビアな世界と人妻攻略マニュアル
 皆さんは「ネトナン師」なるものをご存じだろうか?  端的に言うと、ネット上のナンパ師だ。  近年の男女の出...
蒼井凜花 2024-03-15 10:17 ラブ
なんでも納豆がけって…夫が「バカ舌」すぎて料理作りたくない!
 家族のために手間暇かけたり、健康を考えて薄味に仕上げた料理も、夫の舌がバカ舌だと作る気がなくなりますよね(笑)。  ...
恋バナ調査隊 2024-03-08 06:00 ラブ
アラフォーが20歳年下と恋愛できるの? 占い師3人に聞いてみると…
 年下男性と恋愛する年上女性はかなり増えてきましたが、10歳以上の年の差となるとまだまだ少数派。  今回は20代男子に...
内藤みか 2024-03-07 06:00 ラブ
サバ読みした年齢で結婚は可能? いやいや、ちゃんと説明を
 大好きな彼に嫌われるのが怖くて、年齢をサバ読みしたまま付き合っているカップルたち。  でも、望んだはずの結婚の話が出...
恋バナ調査隊 2024-03-07 06:00 ラブ
今度こそダメ男に見切りをつける!事前に見抜くポイントとタイミングは?
 素敵な男性がたくさんいる一方で、女性を不幸にするダメ男もいます。でも、ダメ男の多くは、甘い言葉と巧みな会話術で女性がハ...
恋バナ調査隊 2024-03-06 06:00 ラブ
独身だと同窓会参加は気が重い? 40代の結婚は旧友がおすすめな理由3つ
 かつて苦楽を共にした仲間と再会できる「同窓会」。旧友の今を知れる楽しさもありますが、40代を過ぎても独身の人にとっては...
恋バナ調査隊 2024-03-05 06:00 ラブ
「不倫の第一歩」突然の雨、幼稚園、職場…当事者たちが振り返る瞬間5つ
 いけない恋愛だと分かっていながらも不倫に足を踏み入れてしまう男女。そもそもの出会いやきっかけはなんなのでしょうか? 不...
恋バナ調査隊 2024-03-04 06:00 ラブ
彼の“最初で最後の女”になれる♡ 結婚相手に「童貞クン」を選ぶメリット
 彼氏が童貞だと知ったらあなたはどう思いますか?「女性に慣れていないから不安」「今までの反動で結婚してから浮気しそう」な...
恋バナ調査隊 2024-03-02 06:00 ラブ
「良好だけど円満ではない」冷え切っていても妻を抱く48歳男の虚無感
「冷酷と激情のあいだvol.184〜女性編〜」では、結婚8年目を迎えた夫が「40代の女性は性欲が旺盛」と思い込んでいるこ...
並木まき 2024-03-02 06:00 ラブ
私は家政婦兼風俗嬢?「40女は性欲旺盛」を信じる夫に疲れた43歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-03-02 06:00 ラブ
なぜ妻が妊娠中に女遊びしたの? サイテーな夫たちの言い訳と末路
 妻の妊娠中に女遊びをする男性は多い模様。妻としては「一番大変な時期にどういうつもり?」と怒りたくなるでしょう。  身...
恋バナ調査隊 2024-03-02 06:00 ラブ
電車同様、彼氏の乗り換えにもコツが必要!?  男女の“つら修羅場”回避術
 彼氏がいながらも、他に好きな人ができる場合もあるでしょう。今回はそんなときの“彼氏を乗り換えるコツ”をご紹介。 電車の...
恋バナ調査隊 2024-03-01 06:00 ラブ
体の相性が良すぎるって何で判断するの? 運命の相手を感じた男女の話
「体の相性がめちゃくちゃいい!」なんて声をたまに耳にしますが、なにをもって「相性が良い」と感じるのか疑問を抱いている人も...
恋バナ調査隊 2024-03-01 06:00 ラブ
春のアプリデビューで幸せを掴む人、掴めない人に3つの違い
 すっかり世の中に浸透した感のあるマッチングアプリ。もうすぐ春なので、マッチングアプリデビューする人も少なくありません。...
内藤みか 2024-02-29 06:00 ラブ
既婚者合コンの怖~い話 行かなきゃ良かったを回避するためにすべきこと
 すでに結婚している男女が交流する“既婚者合コン”に興味がある人もいるのではないでしょうか? 「友達がほしい」「社会と...
恋バナ調査隊 2024-02-29 06:00 ラブ