「DVの兆候」を見抜く 日常生活におけるチェックポイント3つ

内藤みか 作家
更新日:2023-03-16 06:00
投稿日:2023-03-16 06:00
 DVによる事件は、コロナ禍の閉塞感もあって、警察に寄せられた昨年1年間の相談件数は過去最多となっています(警察庁発表)。できるなら恋人や配偶者には、DV気質ではない人を選びたい気持ちは誰だって同じはず。
 では、どのようなところをチェックすれば、その兆候を見抜けるのでしょうか。

DVの定義とは

経済的、社会的暴力もDV(写真:iStock)
経済的、社会的暴力もDV (写真:iStock)

 DVとは、配偶者間暴力。つまり、パートナーや恋人に暴力を振るうことです。

 暴力と聞くと、肉体的暴力を思い浮かべる人が多いと思いますが、それだけではありません。言葉の暴力や、お金を渡さなかったり、貢がせたりする経済的暴力。性的行為を強要する性暴力、それから友人らとの付き合いを禁止する社会的暴力があります。

 暴力を受け続けると人間は萎縮し、自己肯定感が相当低くなってしまいます。

 そしてパートナーを「こんなダメな自分でも愛してくれるなんてありがたい」と考えるようになる人もいて、なかなか別れられない状態に陥るケースもあるのです。

どんな男性がDVを?

頭がカッとなりやすい人には要注意(写真:iStock)
頭がカッとなりやすい人には要注意 (写真:iStock)

 DVを振るう男性とはどんなタイプかというと、外見についての特徴は特にないようです。

 つまり、優しそうでもイケメンであっても、暴力を振るう可能性はゼロではないのです。そして何らかのストレスを抱えている傾向があるかもしれません。

 普段から頭がカッとなりやすい人がストレスを抱えると、それだけでかなり心配な状況に。

 その時に、ささいなミスを起こすものなら「何やってんだよ!」とすぐに怒りに達し、暴力を振るう。そんな恐怖を味わう人がいるのです。

内藤みか
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作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
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