結婚に優柔不断な彼はいつ見限るべき?「時間を返して」と嘆く女性たち

内藤みか 作家
更新日:2024-05-09 06:00
投稿日:2024-05-09 06:00
 定期的に会い続けている仲の男性がいるけれど、今後のことについて話をしようとすると避けられてしまう。そんな悩みを抱えている女性が少なくありません。
 いつまでも待っていると時間が過ぎるばかり。優柔不断な彼をいつ見限るのがいいのでしょうか。

2年も待ち続けた末に…

 交際相手の結婚についての意思表示が曖昧なままだと、結婚願望がある女性にはとてもしんどいものです。「私と結婚する気持ちがあるの? それはいつ?」と問い詰めて、ケンカになってしまった話もよく聞きます。

 彼には彼のペースがあるのね、彼の準備ができるまで無理強いしないでいようと考えていたら、2年も経過してしまったというケースもあります。そしてその結果、「ごめんなさい結婚できません」と宣告されてしまい、「私の時間を返して!」と絶叫する女性もいるのです。しかし、失われた時間は戻りません。

いつかプロポーズされるかも

 このような失われた時間を抱える女性は少なくありません。「結婚できないのなら付き合い続けるんじゃなかった!」と激しい後悔に陥ってしまうのです。「待っていればいつかプロポーズされるかも」という淡い思いがあるため、別れを決意することができなかったのですね。

 本気で女性に惚れた時、多くの男性はその女性を見張るような行動にでます。どこに行ってたんだ、誰と一緒なんだ、などとチェックしたりして、他の男にその女性を取られまいと必死になるのです。もう心配したくないから一緒にいたいとプロポーズに至るわけです。

彼を安心させすぎちゃダメ

 しかし、プロポーズを待ち続ける女性の多くは、彼のことばかりを考え、外出も控えめになりがち。そのため彼は心配しなくなり、行動チェックすら怠るようになってしまうのです。火がついた状態からは遠くなってしまうので、結婚への勢いがつきづらい状態に。

 彼を追わせるようにさせるには、待つだけでなく外に出ていくのが早いのです。とはいっても単独行動では心配されないので、何かのサークル活動を始めるなどして、集団に属することが必要です。「陶芸サークルで器を作った」などと楽しげに話せば「そこに男はいるのか?」と彼も気にしてあなたを取られないための行動を始めるかもしれません。

婚活匂わせは自爆する

 待つ系の女性がよく自爆しがちなのが、サークルではなく婚活を匂わせてしまうところです。結婚したいあまり、彼に対して「婚活パーティーに申し込もうかな」「結婚相談所のカウンセリング受けてみたの」などとあおってしまうのです。

 婚活をチラつかされるうと、心配や嫉妬以前に、彼は圧をかけられていると感じてしまいます。「あなたが結婚してくれない不甲斐ない人だから私は婚活しなくてはならないのよ」と責められている気がしてテンションが下がってしまうので、やるべきではありません。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


あれ? 10歳上の彼が“おじいちゃん”に見えてきた…私が年上男を苦手になった4つの瞬間
 昔は「年上の男性って頼りがいがあって素敵♡」と思っていたのに、気づけば“苦手”になっていた…。恋愛経験を重ねるうちに、...
恋バナ調査隊 2025-12-08 08:00 ラブ
10年支えた彼と35歳で破局…女たちが燃え尽きた3つのエピソード。立ち直るにはどうする?
 仕事や恋愛に対して、ある日突然プツンと心の糸が切れてしまう「燃え尽き症候群」をご存知ですか? 今回は、恋愛で燃え尽きて...
恋バナ調査隊 2025-12-07 08:00 ラブ
45歳夫「月9万も出してるんですよ」生活費折半が不満。結婚のメリットは“家事の負担が減る”ことでしょ?
「冷酷と激情のあいだvol.275〜女性編〜」では、結婚5年目で家庭内において損得勘定の強い行動をする夫・マコトさん(仮...
並木まき 2025-12-06 11:45 ラブ
夫がセコすぎる! “家事代行代”は片方が負担するべき?「搾取され続ける関係はもう嫌」と呆れる42歳妻
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-12-06 11:45 ラブ
自分勝手すぎる!既婚者を「婚活アプリ」で見抜くポイント。自称“ペットを飼ってる”男性が怪しい理由
 先日、独身だと嘘をついて婚活アプリに登録して女性を騙した既婚男性に対し、裁判所が賠償金の支払い命令を出しました。 ...
内藤みか 2025-12-05 11:45 ラブ
「これが最後の恋だって」56歳男、運命の女から“無理な願い”に動揺。決断までの残り時間はあとわずか…
 世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
蒼井凜花 2025-12-05 11:45 ラブ
地獄のクリスマス!彼氏が親友と浮気してた…冬に思い出す“最悪の12月24日”エピソード4選
「好きな人から告白された」「彼にサプライズをされて幸せだった」など、クリスマスに素敵な思い出がある女性もいるでしょう。し...
恋バナ調査隊 2025-12-05 08:00 ラブ
はぁ?「抱かれてるんでしょ」って許せない! 同僚からの“忘れられない一言”4つ
「同僚は心強い仲間」と言いたいところですが、現実はそんなに甘くない様子。同僚をライバル視して、嫌味や皮肉を言う人もいるよ...
恋バナ調査隊 2025-12-04 08:00 ラブ
やめとけ~。元カレの“SNSを監視する”女の心境。ストーカー認定されて即ブロック!
 1度愛した人をすぐに忘れるのは難しいですよね。きっと「つい元カレのSNSを監視しちゃう」なんて人もいるでしょう。でもそ...
恋バナ調査隊 2025-12-04 08:00 ラブ
泥酔でキッチンが大惨事…恋人の “酒グセ”が悪すぎる!酔っ払いにドン引きしたエピソード7選
 お酒が入ると誰しも言動が変わるもの。あなたの恋人は、酔っておかしなことを言ったり、不思議な行動に出たことはないでしょう...
恋バナ調査隊 2025-12-03 08:00 ラブ
ギャップにキュン♡ 5人の女性が「年下もアリ!」に変化したワケ。これって母性本能?
 大人になってから恋愛観が変わる女性もいるもの。「年上男しか興味なかったけど年下男もアリになった」なんて人もいるようです...
恋バナ調査隊 2025-12-03 08:00 ラブ
母の一言がグサッ!彼氏ナシ女の泣ける「クリスマス」エピソード。美容師さん、デートの予定を聞かないで…
 街はイルミネーションでキラキラ、SNSには幸せそうなカップルの写真が並ぶ季節になりました。だけど、私は今年も安定のシン...
恋バナ調査隊 2025-12-02 08:00 ラブ
「彼女が2人います」こんな“交際”はアリ? 別居婚に期間限定…変わった形のカップル6組に聞いてみた
 恋愛や結婚の形は人それぞれ。最近は「一緒に住む」「1対1で付き合う」という従来のスタイルにとらわれない、ユニークな関係...
恋バナ調査隊 2025-12-02 08:00 ラブ
ホストに借金700万!男女6人の「婚約を解消」した衝撃エピソード。結婚前に知ってよかった…!?
 すでに婚約済みであとは結婚するだけ。そんな2人が別れを決意するのはどんなときなのでしょうか? 実際に婚約を解消した経験...
恋バナ調査隊 2025-12-01 08:00 ラブ
「妻はオオカミ少年みたい」いつも“離婚する”と叫ばれウンザリ。悪口ばかりの関係に夫が終止符を打つ日
「冷酷と激情のあいだvol.274〜女性編〜」では、結婚12年目を迎えても夫婦喧嘩が絶えない理恵さん(仮名)の心情をお届...
並木まき 2025-11-29 11:45 ラブ
41歳妻、喧嘩ばかりで本当にイヤ! 密かに企む“夫の矯正計画”は成功するか?「義母はきっと協力するはず」
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-11-29 11:45 ラブ