「既婚女性以外と恋愛できない」人妻好きの独身男子が微増しているワケ

内藤みか 作家
更新日:2024-02-01 06:00
投稿日:2024-02-01 06:00

いつ終わるかわからない

夢中になれる(写真:iStock)
夢中になれる (写真:iStock)

 20代の会社員・Oさんも、既婚女性じゃないと意味がないと考えているひとりです。

 フリーの時は、マッチングアプリで年上の既婚女性を探しているのだとか。

「既婚者であれば何歳でも構わないんです。40代と恋愛した経験もあります。人妻フェチです」と言います。

 彼は、マッチングした相手が独身だった場合、どんなにその女性が綺麗でも会わないそうです。

 彼の目的は人妻との恋愛(不倫)のみ。

 そしてその醍醐味は「この恋がいつ終わるかわからないはかなさ」にあると言います。

ご主人の都合で終わる関係

終わりがあると盛り上がる(写真:iStock)
終わりがあると盛り上がる (写真:iStock)

 Oさんは昨年、1年交際した人妻との関係が終了しました。

 その理由が「ご主人の転勤による引っ越し」だったといいます。

「うまくいってたのに、ご主人の都合で終わってしまう時もあるんだな」と痛感したのだとか。

「バレる怖さよりも、人妻との恋愛は、彼女の家庭の事情で終わる覚悟を持って交際しなくてはならない。その複雑さを知ってしまうと、普通の恋愛が単純でつまらなくなってしまったんです」と、不倫依存に陥った理由を語ってくれました。

不倫を卒業する日

自分を選んでほしい(写真:iStock)
自分を選んでほしい (写真:iStock)

 Oさんの理想は「不倫卒業」だそうです。

「いつの日か不倫相手の人妻が離婚して、僕と再婚してくれたら、それが最高のハッピーエンド」と話します。

 夫よりも自分を選んでくれたら、オスとしても自信を持てそうだと言います。

 けれど離婚を迫ったりはしないそうです。

「相手の人生なので、相手が離婚を選択するまで、僕は黙って待っているつもりです。ずっと離婚しなければそれでもいいと思っています」と長い目で考えているところが、既婚男性と不倫する女性と少し違い、余裕がありました。

 Oさんは今日も、マッチングアプリで人妻を探し続けています。

内藤みか
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作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
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