キャンドル・ジュン氏「慰謝料一切請求せず」で離婚
女優の広末涼子(43)と離婚したアーティストのキャンドル・ジュン氏(49)が26日、自身の公式サイトで、元妻とその不倫相手である鳥羽周作氏(45)に慰謝料を一切請求しないことを報告した。ジュン氏は子どもたちとの「面会交流権」以外はすべての権利を放棄、広末側の提案を受け入れる形で離婚したという。
代理人弁護士を通したその報告には「鳥羽氏から順氏に対する謝罪はなされておらず、鳥羽氏から誠実な態度を感じることはできなかったこと」とも記され、サレ夫の立場として“最後の最後”まで鳥羽氏に苦言を呈した格好だ。
鳥羽氏のイメージダウンに…
SNSでは、《慰謝料なしなかなかできないよなぁ。ジュンさんに比べ、鳥羽周作さんのダメ人間ぶりが凄い》《鳥羽周作は何してんのよ》などとジュン氏の慰謝料を受け取らない選択が、結果的に鳥羽氏のイメージダウンに繋がり、不倫相手への社会的制裁ができた点では、慰謝料以上の効果があったともいえる。
ちなみに、一般的な不倫慰謝料の相場は50万から300万円程度。別居の有無や婚姻年数、離婚に至ったかにもよって価格は変動し、広末と10年以上の婚姻関係にあったジュン氏は、満額近い慰謝料を請求できる可能性があったという。
ジュン氏の場合は子供たちを思い、鳥羽氏へのモヤモヤが晴れずとも早期解決を最優先させるべく、慰謝料を含む「一切の請求をしないと決断」したとも明かしたが、世間一般のW不倫の“落とし前”はどのようにつけるのか。配偶者や相手側の加害者に対し、慰謝料請求はなされるのか。
“お互い請求ナシ”で納得できないとドロドロの展開に…
民事訴訟に詳しい弁護士の山口宏氏が言う。
「お互いが離婚していない状況なら、夫婦間で財布が共有されている前提のため、双方が請求しても相殺される可能性があり、慰謝料を請求しないケースもあります。互いの配偶者が愛人を訴え合うと、裁判所は一挙解決が望ましいと合同裁判にすることが珍しくないので、“お互い請求ナシ”を提案されるのです。
それでも請求を取り下げない場合は、実際の法廷の場では、不倫された側の配偶者が互いに『どっちが先に誘ったか』『うちの夫(妻)はお酒を飲んで無理矢理関係を持った』などとどちらがより重い罪なのかを争い、慰謝料の額を提示します。ただ取れたとしても、離婚していない場合は100万円程度になります」
被害者側の言い値で解決も
離婚に至れば、慰謝料の額もアップ。鳥羽氏は広末との将来を匂わせているだけに、広末が独身になったことがどう影響するのか。鳥羽氏も離婚に発展すれば、鳥羽氏の妻は広末を訴える可能性もある。
「W不倫から離婚までいけば、夫の愛人に最低200万から300万円は認められるでしょう。そこに夫からの慰謝料や養育費なども加算されます。請求側が、広末さんのような芸能人や経営者、資産家の場合は、裁判になると公開の席でプライベートなことを相手の弁護士に尋問されるリスクを考えます。長引かせるのは得策ではなく、裁判になる前にある程度、被害者側の言い値で解決を図ります」(前出の山口宏弁護士)
あれやこれやとソロバンを弾くわけで……。広末は所属事務所を通した離婚コメントで、《この報告をもって今回の一件が終着し、これ以上子どもたちの不安や心配が広がることのないことを願って》と思いの丈を伝えたが、果たして――。
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