おやすみのキスはある。でも最後までできない恋人に不完全燃焼な36歳女

並木まき ライター・エディター
更新日:2023-12-23 06:00
投稿日:2023-12-23 06:00

心まで離れていくような

 性の話はデリケートなので、細かい部分まで突っ込んだ話し合いをするのは避けているという沙耶香さん。

 軽く話題にしたことは何度もあるそうですが、夜の生活に関する話題になると、ユウジロウさんは明らかに不快そうな顔つきになるので、それ以上は言えなくなるとのこと…。

諦めようとも思ったけど

「まぁ、いいか。付き合いが長くなれば、こんなもんなのかなって諦めようとも思ったんですよ。

 でも、結婚しているわけでもないのに、この段階からレスって悲しくないですか?

 ユウジロウのことは大好きですけど、やっぱり体を重ねなくなってくると、心まで離れていくような感じがあるんですよね。

 だから、きちんとエッチをしていた頃に比べると、今は心の距離も広がっている気がします」

 理想をいえば沙耶香さんは、これから数カ月のうちに、ユウジロウさんと結婚の話をまとめたいと考えているのだとか。

 しかし現状を考えると「とてもじゃないけれど、結婚まで進みそうな気になれないから、お付き合いへのテンションも下がってしまう」と不満げです。

おやすみのキスもあるのに

「一緒に寝ているときには腕枕もしてくれるし、おやすみのキスもあります。

 けれど、不思議なくらいエッチだけはないんです。いや、厳密にいえば途中まではあっても、最後まで進まないですからね。これって、すごく虚しいですよ。

 ユウジロウは『酒の飲み過ぎかな〜』とか『仕事で疲れてるからかな』とかって言ってくるけれど、短期間なら理解できても半年以上もそんなことが続くって、やっぱりおかしいと思うんです。

 せめて理由がわかれば、一緒に乗り越えるために工夫もできるのに…。

 夜の生活に関する話し合いをあからさまに避けるから、いつまで経っても状況が変わりません。

 正直、私はそんなユウジロウにイラついています。

 だって、恋人なのに夜の生活がないってなると、それって彼氏というよりも男友達と変わらなくないですか?

 それに、途中までやっているのに最後までしてくれないって、ある意味で私への嫌がらせですよ。

 体が準備してもその先に進まないんですから、強いストレスしかありません」

 ◇  ◇  ◇

 現状をなんとかして乗り越えたい沙耶香さんは、なぜユウジロウさんが性の話題を避けながら、改善をしようともしてくれないのか強い疑問を抱いているそう。

 では、ユウジロウさんはなぜ、この問題について恋人と向き合おうとしないのでしょうか。次回に続きます。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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