NHK朝ドラ「虎に翼」~第8週「女冥利に尽きる?」#40
寅子(伊藤沙莉)は訪ねてきた後輩の小泉(福室莉音)から、女子部が閉鎖されることになったと知らされる。
今年は高等試験も行われないため、寅子たち女性法曹の道は途絶えてしまうことに。戦局が厳しくなる中、寅子は優三(仲野太賀)と娘・優未と戦争を乗り越えることを最優先にしようと心に決める。
しかし、とうとう優三の元にも召集令状が届く。
【本日のツボ】
優三、渾身の変顔に込められた想い
※※以下、ネタバレあります※※
ついに優三に赤紙がきました。直言(岡部たかし)に、「出征前になにかしておきたいことはあるか?」と聞かれた優三。「明日、少しだけ寅ちゃんとお出かけさせてもらえたら」と伝えます。
どこにお出かけするのかと思えば、あの「おいしいものを一緒に」食べた河原でした。突然、土下座で優三に謝る寅子。
「私のわがままで私なんかと結婚させてしまって。普通の結婚生活を送らせてあげられなくて…私、自分が弁護士として出世したいばかりに、優三さんの優しさに付け込んで結婚して。でもすぐやめて、優三さんに甘えて、子どもも作って…」
そんなふうに一気にまくしたてる寅子。
「はて? 寅ちゃんの『はて?』便利だね」
「寅ちゃんが僕にできるのは謝ることじゃないよ。寅ちゃんができることは寅ちゃんの好きに生きることです」
「寅ちゃんが後悔せず、人生をやり切ってくれること。それが僕の望みです」
優三はどこまでも優しい優三でした。
「おいしいものは一緒に」。おにぎりを仲良く笑い合いながら食べる姿に、涙が止まりませんでした。
「日本国憲法」の文言をそらんじた場所?
そもそも、この河原は、第1話で寅子が「日本国憲法」の文言をそらんじていたあの場所ではないか、と。だとするならば、戦後、寅子がなぜあの場所に行ったのか、と考えてしまいます。
「帰って来るから。寅ちゃんと優未のもとに必ず」。その言葉を信じたいです。
そして、出征当日です。浮かない顔の寅子を和ませようと、優三が渾身の変顔をしました。
少しだけ笑顔になった寅子。そのままお別れになるのかと思いきや、優三を追いかけて、変顔を見せる寅子。それに応えて優三も変顔を。笑い合う2人にこちらの涙腺は崩壊しました。
「あさイチ」の鈴木アナ同様、ゲストの草彅剛の明るさに救われました。この日のゲストがつよぽんで良かったです。
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