スイートルームから主催者が
スイートルームのチャイムを押すと、中からバスローブを着た女性が顔を出しました。髪をアップにした和風美人と形容詞していいでしょうか。
(こんなキレイな人がスワッピングを…?)
それが正直は気持ちでした。彼女は玲子さんを見るなり微笑み、
――玲子さん、待っていたのよ。さあ、どうぞ。
僕らを部屋に招き入れたんです。
――あなたが直樹さんね。玲子さんから伺っています。私はここの主催者の美奈子と申します。年齢は…アラフォーとだけ言っておくわ。今日はいらしてくださってありがとうございます。
美奈子と告げた女性は丁重に一礼すると、甘い香水の匂いが鼻腔をくすぐり、心臓が高鳴りました。
――初めまして…よろしくお願いいたします。
僕もつられて頭を下げると、玲子さんが、
――社長、美奈子さんはX病院の院長夫人なの。
――えっ。
ベッドルームでは息をのむ光景が
都内でも有名な大病院の名を挙げました。そこの院長夫妻がスワッピングサークルを…? 僕が口ごもっていると、美奈子さんが『シャワーを浴びて、バスローブに着替えていらっしゃい』と促してきたんです。
広々としたスイートルームはおそらく二間続き。奥のベッドルームからは、男女の生々しい喘ぎ声が聞こえてきます。
――玲子さん、本当に大丈夫?
恐るおそる聞くと、玲子さんは笑みを返してきたんです。
――大丈夫よ。さあ、シャワーを浴びましょう。
積極的な彼女に手を引かれシャワーを浴び、バスローブを羽織って…。忍び足でベッドルームに足を踏み入れたとたん、僕は息をのみました。
全裸の男女が3人でまぐわっていたんです。いえ、正確には仮面をつけていました。マスカレードマスクと言うのでしょうか。目元だけを隠した仮面をつけたロングヘアの女性が床に四つん這いになり、2人の男性に前後から嬲られていて…。
1人の男性はバックから彼女のヴァギナを貫き、もう1人はフェラチオをさせていました。男性陣もマスカレードマスクで顔を隠しています。AVでしか見たことのない3Pに、僕は呼吸もまばたきすら忘れて、見入ってしまって」
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