【2024年人気記事】悪評だらけの天才、平手友梨奈が遅刻やドタキャンを繰り返す本当の理由

堺屋大地 コラムニスト・ライター・カウンセラー
更新日:2025-01-04 06:00
投稿日:2025-01-04 06:00

そもそも、平手は本当に「天才」なのか?

“平手友梨奈評”がネガティブなものになってきているわけですが、そもそも世間が勘違いしていることがあります。

 それは、平手様は「天才」ではなく「天才風」だということ。そう、彼女は“天才っぽく見せるプロフェッショナル”なのです。

 よくよく平手様のキャリアを振り返ってみると、実は個人ですごい実績があるわけではありません。

 アーティストとしては主に“表現力”という曖昧な要素がフィーチャーされ、それを論拠として「天才だ!」と持て囃されてきました。けれど歌唱力は、決してヘタではないですが、ずば抜けてうまいわけでもなく、トップアーティストの域とは言い難いレベル。

 作詞・作曲を全部行っているシンガーソングライターならば、歌唱力が飛び抜けていなくても天才と呼ばれることもあるでしょうが、たとえばソロデビュー曲「ダンスの理由」は、作詞は秋元康氏で、作曲は平手様を含めた3名の共作になっています。

 他2人の作曲家との共同名義とは、これいかに…。「作曲ができるなんて天才だ!」と思わせるための演出として考えると、非常に秀逸です。

近年演じたヒロインは2作とも孤高の天才役

 では俳優業のほうも見ていきましょう。

 平手様の近年の主な役者仕事は『六本木クラス』と『うちの弁護士は手がかかる』ですが、演じたヒロインはなんとどちらも“孤高の天才”キャラ。

 普段から「天才風」に振る舞っている彼女からすれば、その手のキャラクターが十八番なのは言わずもがな。イメージと真逆の役柄であれば真の演技力が問われますが、両作品とも平手様のタレントとしてのイメージとほぼ合致しているので、演技が酷評されるリスクは最小限だったことでしょう。

 さらに言えば、そういった同系統のキャラを演じれば演じるほど、「天才」というパブリックイメージをより強固なものにできるというメリットまであります。役者として大ヒット作があるわけでもないのに、彼女の天才感はますます増していくというわけです。

遅刻、バックレも「天才」ブランディングのため

 “天才っぽく見せるプロフェッショナル”の平手様。

 きっと「いくら天才だからってワガママ・生意気・身勝手すぎる」と悪評が立ったところで、痛くも痒くもないのでしょう。

 なぜなら、実際は実力にも実績にも疑問符が付くわけですが、「天才だからって~」と世間に思い込ませているうちは、「天才風」のブランディングは成功していることになるからです。

 ですから平手様は「クラウドナイン」所属になったからといって、「いい子ちゃん」になんてなりません。天才っぽく見せるプロとして“真面目”に、これからも遅刻、バックレ、ドタキャンなどを繰り返していくことでしょう。

堺屋大地
記事一覧
コラムニスト・ライター・カウンセラー
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。
公式X

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


オダギリジョー「納得した仕事しか受けない」というこだわり。芸術家から犬の役まで!? “個性爆発”する作品5選
 2021年にNHKで放送が始まったテレビドラマ『オリバーな犬、(GOSH!!)このヤロウ』が、現在、映画版となって絶賛...
zash 2025-11-04 11:45 エンタメ
松本人志「DT+」アンチの批判が意外と少ない“切ない”事情…2年ぶり始動も反応冷ややか
 ダウンタウンの松本人志(62=写真)が11月1日、約1年10カ月ぶりに芸能活動を再開したが、意外というか、冷ややかな反...
2025-11-03 17:03 エンタメ
大河「べらぼう」視聴率歴代ワースト3目前も高評価キープ…横浜流星を支えた高岡早紀ら女優陣の新境地
 最終回まで残り10話もない。横浜流星(29)主演のNHK大河「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」。10月26日放送の第41話...
2025-11-03 17:03 エンタメ
街頭インタビュー改ざんは「月曜から夜ふかし」だけか? 欲しいコメント取れず現場は四苦八苦
 日本テレビ系バラエティー番組「月曜から夜ふかし」は、街頭インタビューでのやりとりを捏造したとして、放送倫理・番組向上機...
2025-11-02 17:03 エンタメ
「自然体の演技」を自然にこなす 夏帆の「普通」でいられる魅力
【今週グサッときた名言珍言】 「自分の中で『ご褒美仕事』って呼ばせていただいてるんですけど」 (夏帆/TBS系「A-...
2025-11-02 17:03 エンタメ
窪塚洋介「すべて変わっても、直感だけは変わらない」俳優30年、次元を超えてもブレない“自分軸”
 1995年に俳優デビューし、今年は活動30周年を迎えた窪塚洋介さん(46歳)。現在、松田龍平さんとW主演を務める映画『...
望月ふみ 2025-11-02 11:45 エンタメ
今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール
 今田美桜(28)が、ファンたちとの貴重な交流の機会である「今田美桜スペシャルイベント2025」の、突然の延期を先日発表...
2025-11-01 17:03 エンタメ
近藤真彦が高校進学時に堀越ではなく明大中野に決まった背景にジャニー喜多川氏のトラウマ
【続・あの有名人の意外な学歴 】#14  近藤真彦(歌手)   ◇  ◇  ◇ 「近藤真彦(61)もジャニー喜多川...
2025-11-01 17:03 エンタメ
「国宝」大ヒットの裏で映画界の惨状…テレビが製作にかかわるデメリット
【城下尊之 芸能界ぶっちゃけトーク】  先日、映画や配信ドラマなどを製作するプロデューサーとゆっくり話をする機会があっ...
2025-11-01 17:03 エンタメ
松坂桃李、横浜流星…若手俳優の登竜門「戦隊ヒーロー」のママ需要の影響と"戦隊内不倫"報道の余波
 テレビ朝日系で放送されている特撮ヒーロー「スーパー戦隊シリーズ」が、現在放送中の49作目「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャ...
2025-11-01 17:03 エンタメ
「ばけばけ」トキ(髙石あかり)の“違和感”、その正体が判明。運命の鐘ではなかったけれど
 ヘブン(トミー・バストウ)の初登校前日。いまだヘブンとコミュニケーションがとれず焦る錦織(吉沢亮)は、知事(佐野史郎)...
桧山珠美 2025-11-01 12:45 エンタメ
葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出
【続・あの有名人の意外な学歴 】#13  葵わかな(女優)   ◇  ◇  ◇  10月12日に始まったドラマ「す...
2025-10-31 17:03 エンタメ
大悟が“次のお笑い界のドン”で決まり? フジ「酒のツマミ」終了は強固な存在感の証左か
 フジテレビ系バラエティー「酒のツマミになる話」が年内で終了することが明らかとなった。同番組は、2021年4月にレギュラ...
2025-11-04 10:33 エンタメ
どうする米倉涼子? 復帰への残された道は「人権救済」の民事訴訟か「記者会見」
「本来、人権救済を申し立てるべきなのは、この人ではないか…」などの声もある。いま、芸能界で窮地に追い込まれているのが、女...
2025-10-31 17:03 エンタメ
「ばけばけ」振り回されっぱなしの錦織(吉沢亮)が気の毒…ふたりの会話は聞き捨てならない
 しじみ売りに花田旅館を訪れたトキ(髙石あかり)は、主人の平太(生瀬勝久)やツル(池谷のぶえ)、ウメ(野内まる)と共に、...
桧山珠美 2025-10-30 18:05 エンタメ
大泉洋「ちょっとだけエスパー」脚本・野木亜紀子の遊び心に期待大
【碓井広義 テレビ 見るべきものは!!】  異色度では今期ドラマのナンバーワンかもしれない。大泉洋主演「ちょっとだけエ...
2025-10-30 17:03 エンタメ