Kōki,が鼻につくのは宿命か。両親から学んだ「2代目キムタク」としてアンチを無視するブランディング

堺屋大地 コラムニスト・ライター・カウンセラー
更新日:2025-03-12 06:00
投稿日:2025-03-12 06:00

アンチに叩かれても大成功した父・キムタク

 なんせ彼女はキムタクと静香の娘。なにをしても鼻に付いてしまうのは、生まれたときからの宿命だったに違いありません。ですからKōki,様はアンチからああだこうだとネットで非難されるのは百も承知で、芸能界デビューしているはずなのです。

 さらに言うなら、アンチになにを言われてもそのブランディングを貫くことで、大成功した例を誰よりも間近で見て来たのがKōki,様でもあります。 

 そう、キムタクほど世間からあれこれ言われても、我を貫き通している存在はいません。

 2016年のSMAP解散騒動のときに、裏切り者だと叩かれても自分のスタイルを曲げずに、主演ドラマをヒットさせていました。記憶に新しいところでは2023年9月、ジャニー喜多川氏の大量性加害問題で世間が揺れに揺れていた時期に、Instagramで「show must go on!」という言葉を使ってしまって炎上しても、また大復活しています。

2代目「キムタク」ブランディングのプロ

 特に現在は、女性トラブルを起こして芸能界を引退した中居正広氏との対比で、スキャンダルを起こさないキムタク株は再上昇しているさなか。

 Kōki,様は、貫き通すことでトップスターに君臨し続けているキムタクの背中を見ているので、父のブランディングを踏襲しているのでしょう。

 思い返せばキムタクも『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で、奇抜なコントにも全力で挑戦するなどして、バラエティ番組で好感度を獲得していましたので、Kōki,様のバラエティ出演もそのレールの上を順調に走っているだけとも考えられます。

 つまりKōki,様は“2代目「キムタク」ブランディングのプロフェッショナル”と言えるのです。

堺屋大地
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コラムニスト・ライター・カウンセラー
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。
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