それでも、私は“恋のときめき”をあきらめたくない
年齢を重ねれば重ねるほど、恋愛に求めるものが変わっていくのは自然なことだと思います。20代のような激しい恋愛よりも、穏やかで居心地のいい関係を求めたくなる気持ちもわかります。でも、それでも私は“ときめき”を手放したくありません。
たしかに、ドラマの中の和平と千明のような関係も、とても素敵です。歳を重ねても、お互いに言いたいことを言い合えて、自然体でいられる関係は、理想のひとつかもしれません。
けれど、私のように今まで恋愛らしい恋愛をしてこなかった人間にとっては、「ときめきを知らないまま終わる」ことの方が、もっと切なく感じてしまいます。
心が浮き立つような出会い。相手の声だけで嬉しくなったり、何気ないメッセージに舞い上がったりする感覚。それをこのまま知らずに人生が終わってしまうのかと思うと、やっぱりどこかで「もう一度だけでもいいから、恋をしてみたい」と願ってしまうのです。
50代の恋愛に“正解”なんていらない
『続・続・最後から二番目の恋』は、歳を重ねたからこそ築ける、信頼と安らぎに満ちた関係を描いていました。それは恋愛の“理想形”のひとつかもしれません。それはそれでとても素敵だし、そういう出会いも最高だと思います。
でも、それが唯一の正解ではないと思います。
“ときめき”がなくても男女関係は築ける。そう言われてしまうと、恋を知らずにここまで来てしまった私は、どこか寂しさを感じてしまいます。
50代になっても、ドキドキする恋をしていい。ときめきを求めてもいい。誰かを待ってもいいし、自分から動き出してもいい。恋愛に、年齢も、形も、正解もありません。自分の気持ちに正直であることが、なによりも大切なんだと思います。
だから私は、これからも“心が踊るような恋”を信じていたい。安心できる関係も大事だけれど、ドキドキする気持ちだって大切にしたいと思うのです。
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