長澤まさみさんと共演した映画『MOTHER マザー』でのデビューに始まり、映画やドラマで常に心に残る芝居を見せている奥平大兼さん(21)。今年1月期に放送されたTBS系ドラマ日曜劇場『御上先生』での神崎役も、話題を集めたばかりです。そんな奥平さんの主演最新映画『か「」く「」し「」ご「」と「』が公開中(出口夏希さんとのW主演)。
『君の膵臓をたべたい』の住野よるさんの青春小説を映画化した本作で、他人の気持ちが“見えてしまう”力を持った青年を演じた奥平さんにインタビュー。奥平さん自身の悩みや、恋にまつわるエピソードを「コクハク」してもらいました。チェキプレゼントもお見逃しなく!
自分のままでいいことを肯定してくれる
――住野さんの人気小説が原作です。どの辺が支持される理由だと感じますか?
僕が演じた大塚京(きょう)は、普通だったら見えないものが見える高校生ですが、見えるからといって、特別かけ離れた物語かというと全然そうではないんです。見えるというだけで、抱えている悩みは僕たちと同じというのが、共感できるポイントのひとつだなと思いました。
僕の学生時代も今も、彼らと同じようなことで悩んだりしますし、学生時代の雰囲気もすごくよく描かれていているので、支持されているのだと思います。
――京は「自分なんて」と思いがちですが、奥平さんにもそうした部分が?
頑張ってそうは思わないようにしていますが、僕に限らず、何事も自分から積極的にいける人って、そんなに多くないと思います。住野さんが「自分のままでいいことを肯定してくれる作品だと思います」とおっしゃっていて、僕もまさにその通りだと感じました。
この映画を観て悩みが全部解決するとはならないと思いますけど、でも「彼らも悩んでいるし、僕らが悩むのも別にしょうがない」くらいの気持ちになれればいいんじゃないかなと思います。
関連記事
エンタメ 新着一覧