更新日:2025-10-09 11:45
投稿日:2025-10-09 11:45
ようやく穏やかな日々が…
それ以来、両家の訪問や差し入れは一度ストップ。
一時は気まずくなったものの、少しずつバランスが戻り、ミホもようやく笑顔を取り戻した。
「今はね、どっちの母親にも“ありがとう”だけ伝えて、深入りしないようにしてる。孫のためにも、母親が笑ってるのが一番だから」
彼女の言葉に、私は心から頷いた。
家族の形とは
“嫁姑問題”と聞くと片方の親だけが悪者にされがちだが、実際には“両家の競争心”が火種になることも多い。特に初孫が絡むと、「娘を思う気持ち」と「息子を誇りたい気持ち」がぶつかり合い、静かなバトルが始まる。
結婚は家同士のつながり。だが、子育てはあくまで夫婦のチーム戦だ。
親たちが過去の価値観で競い合うほど、板挟みになるのは“母親”という立場の娘や嫁だ。
「結婚式より今のほうが両家の戦い」ーーミホの皮肉混じりの言葉が、やけにリアルに響いた。
笑いながら語っていたけれど、その裏には“家族の形とは何か”という、切実な問いが隠れていたのだ。
ライフスタイル 新着一覧
【連載第107回】
ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場!
「しっぽの...
知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
学生だったあの日も、遥か昔…。アラサー・アラフォーになると思い出は徐々に薄れていきますよね。でも、心に響いた温かい言葉...
自分を育ててくれたお母さんを「すごい」「敵わない!」と、尊敬している人も多いでしょう。でもたまに見られる可愛い姿にクス...
お金にまつわるあらゆるハラスメントを指す「マネーハラスメント=マネハラ」をご存じですか? 実は身近なところで遭遇する機...
それは、現・小学1年生である我が娘・ミオリ(みーちゃん)が保育園年長の夏であった。彼女は突然、母である私にたずねてきた...
2025年の新語・流行語にノミネートされた「平成女児」というキーワード。平成時代に女児だった人たちがが大好きだった文化...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
晩秋の風がひんやりと肌を撫でるころ、ワタクシの中でそわそわし始める植物がございます。それはずばり、ミモザちゃん。
...
あなたにとって「理想的な女上司」とはどんな人物ですか? 漠然としたイメージ、あるいは具体的な条件などはあるでしょうか。...
あの頃の手紙は、今のSNSより不器用で、でもずっと真剣だった。速さに追われる時代に、言葉を選ぶ“間”の大切さを思い出さ...
幸せなはずの結婚生活に影を落とす、姑との問題。令和の時代でも根強く残る嫁姑トラブルに直面したケースをご紹介します。
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
楽しみにしていた連休、久しぶりの実家。でも実際に帰省してみると、想像以上に精神的ダメージを受けることも少なくありません...
















